武蔵と柳生新陰流 集英社新書

赤羽根龍夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206401
ISBN 10 : 4087206408
フォーマット
出版社
発行年月
2012年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
205p 18cm

内容詳細

吉川英治の小説をはじめ時代劇、漫画等でもおなじみの剣豪・宮本武蔵。かたや徳川家の御家流である柳生新陰流一門。物語の中では往々にしてライバルとして描かれる両者ですが、実は武蔵と柳生の技術、極意には多くの似た点があることが以前から研究者の間で指摘されてきました。そして著者らが所属する名古屋春風館には壮年期の武蔵の円明流と尾張の柳生新陰流が伝えられています。本書は実際の技の比較と、この道場が所蔵している未公開の柳生文書『刀法録』を通じ、武蔵と柳生の思想と技における密接な関係を明らかにするものです。歴史、剣豪小説ファン、武術の実践者必見の極意の世界。

目次 : 第1章 柳生新陰流と武蔵(柳生新陰流と徳川家康/ 柳生の活人剣 ほか)/ 第2章 武蔵と尾張柳生の出会い(武蔵と兵庫助の出会い/ 尾張での武蔵 ほか)/ 第3章 柳生と武蔵 身体技法の比較(日本の剣術の特色/ 柳生と武蔵の身体操作 ほか)/ 第4章 柳生と武蔵の極意―「石」と「水」(長岡房成の転論、柳生新陰流の極意/ 『刀法録』の中の武蔵 ほか)

【著者紹介】
赤羽根龍夫 : 1943年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。神奈川歯科大学名誉教授(哲学)。春風館関東支部長

赤羽根大介 : 1976年生まれ。神奈川歯科大学助教を経て、春風館関東支部柳生新陰流師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 木ハムしっぽ さん

    柳生家に伝わる文書「刀法録」「月之抄」「新陰流切合口伝書」、宮本武蔵の「五輪書」「兵道鏡」等の古文書を元に、柳生家と宮本武蔵が影響し合っていたことを紐解く。新陰流師範として体得している技や身体操作と併せて解説するので説得力が高い。「くねり打ち」の解説は唸ってしまった。武道家が著すこの手の本にしては古文書の引用例示が多く、調査の深さにも驚かされた。それもそのはず、著者は哲学の名誉教授でもある。稀有な存在である著者。春風館、近くなら門を叩いてみたいが。。。

  • けんし さん

    最後のあたり深い。わからない。修行が足りないのを痛感。これだから剣道やめられない。

  • Hiroyuki Asaji さん

    江戸時代の刀法と身体操作を伝える春風館道場の新陰流と武蔵が若い頃に創始した円明流の技法や極意の共通点について述べられています。読めばそれぞれに興味を持たれると思います。新陰流は後半に看板技である一刀両断やくねり打ちの口伝が一分だけ触れているのも小憎いです(笑)個人的には武蔵の再発見に満足。若干24歳で発給している「兵道鏡」で、後の五輪の書に記す極意の大半が既にまとめられていて、想像以上の早熟な達人性と教養高さを感じました。また、春風館の指先の別れた籠手、袋竹刀は現代の剣道や武道でも採り入れても良いのでは。

  • Sammy さん

    やはり武蔵と柳生新陰流との関係は因縁深く面白い。特に武蔵と柳生兵庫助や柳生又右衛門宗矩との絡みは非常に興味深い。

  • なつきネコ さん

    マイナーな剣豪の柳生兵庫助だけど、後の柳生新陰流のみならず武蔵や、十兵衛にまで影響を与えていたのは驚いた。二天一流に柳生流の技があるのは知ってたが、ここまで密接に円明流が残り、繋がりは深い。五流剣士にはわからない事は多いな。 しかし、柳生但馬守が大阪の陣で秀忠を守っていた時に、武蔵はデカイ旗を背中に真田の雑兵と戦っていた辺りで思わず笑った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

実用・ホビー に関連する商品情報

おすすめの商品