思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に 集英社文庫

谷瑞恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087454390
ISBN 10 : 4087454398
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
264p;16

内容詳細

不仲に思えた両親の絆、亡き妻への秘めた思い…時計店には今日も人々の「思い出」が持ち込まれる。そんな中、秀司が作ってくれているドレスウォッチの完成が近いと聞き、喜びとともに複雑な気持ちになる明里。秀司の元に、スイスの時計工房から手紙が届いているらしいからだ。ともに商店街で暮らす未来を夢見つつ、本当は秀司がスイスで修業を続けたいのではないかと悩み…。ついに完結!

【著者紹介】
谷瑞恵 : 三重県生まれ。三重大学卒業。『パラダイスルネッサンス』で1997年度ロマン大賞佳作を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あや さん

    シリーズ完結。よかった。ほんとに秀司素敵。ドレスウォッチ、プロポーズ。明里が羨ましい!ちょっと不思議でほっこり、なんか懐かしい気持ちになる良いシリーズでした。帰ってくる頃にはもっと商店街が活気づいてるかもですね。

  • hiro さん

    シリーズ完結編の第四弾。寂れた商店街が舞台のためか、この美容師と時計屋の穏やかでガツガツしていない二人の主人公のためか、それともその両方のためか、この小説の中の時間は緩やかに流れているように感じた。また、明里と秀司の関係が進展して、今までのイライラも解消したこともあって、読んでいて大変気持ちが良かった。そして、このシリーズの第一弾からの謎であった、太一が何者かがわかって安心した。

  • masa@レビューお休み中 さん

    何にでも終わりが訪れる。悲しいとか、嬉しいとか、楽しいとか…。いろんな感情がわき起こる中で区切れというか、節目というかそういう時が必ず誰にでも訪れる。『思い出のとき修理します』も4巻が区切れで最終巻である。今までなんとなく曖昧だったものがひとつずつ形を成して、結論を出さなくてはいけなくなる。秀司と明里の恋の行方であったり、太一の存在であったり、商店街の今後であったり…。ひとつひとつは別々の問題なのに、何かが合わさって、誰かと合わさって化学反応を起こすように変化する。案外日常の変化もそうなのかもしれない。

  • 七色一味 さん

    読破。潔く完結させましたか。どこぞのシリーズのように、マンネリにならないうちで良かった。それだけでも高評価(笑)でも、結局太一は何者だったんだろうという疑問は残ったなぁ。ま、なんでもかんでもバラせばいいってもんでもないから、これはこれでいいんじゃないでしょうか。時々、津雲神社通り商店街がどうなったのか、ヘアーサロン由井は、安西商店は、飯田時計店は…、きっと気になるだろうな。

  • Moemi さん

    シリーズの第4弾。完結巻ということで、明里と秀司の恋にも決着がつき、ずっと謎めいた存在として描かれてきた太一の正体についても一応のオチがつきます。明里が契約書を取り出すシーンでは読んでいるこちらがドキドキで泣きそうになりました。そしてシリーズ全編通して言えることですが、物語の合間に登場する食事の描写がすごく好きだなと思いました。綺麗な終わり方で良かったんですが、できればその後のお話を読める機会がちょっとでもあるといいなぁと思います。

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谷瑞恵

三重県生れ。三重大学卒業。1997年、『パラダイス ルネッサンス―楽園再生』で集英社ロマン大賞に佳作入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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