思い出のとき修理します 3 空からの時報 集英社文庫

谷瑞恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087452587
ISBN 10 : 4087452581
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
356p;16

内容詳細

穏やかな交際を続ける明里と秀司。ある日「秀司の時計店を女が手伝っている」と教えられた明里は、店で骨董店の娘・郁実と出会う。東京での仕事を辞めて帰ってきたという彼女は、商店街のお祭り準備で秀司が不在がちの今だけ、店番をしているのだという。自分と境遇の似た彼女に共感を覚えつつも、秀司との関係に少しだけ不安を感じて…。切なく温かく、心を癒やす連作短編集、シリーズ第3弾。

【著者紹介】
谷瑞恵 : 2月3日生まれ。三重県出身。『パラダイス ルネッサンス』で1997年度ロマン大賞佳作を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まりも さん

    シリーズ第三弾は明里の家族に関する話。巻数が増えていくごとにファンタジー要素が強くなってるのはどうかと思いますが、今回はそれなりに楽しめました。どれもいい話ではあるけど、そこまで印象には残らないのが難点ですが。秀司を含め、登場人物のほとんどが優しい人ばかりなので大きな盛り上がりこそないものの、読み終えた後はほっこりとした気持ちにさせてくれるので良いですね。明里の家族問題もある程度カタがついたし、次巻は太一に関するエピソードになるんでしょうか。少し気になるので、気が向いたら買おうと思います。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    あの日あの人へと突き立てた鋭いことばの切っ先が忘れられない。深々と刺さった針に刻まれた痛み、傷つけたことに心は傷ついたまま過ぎていく日々。鎖に囚われ懐に十字架を抱えこんで、軽やかに躍るからくり人形は記憶の底に封じ込めた。壊してしまうのが怖くて、触れるのをためらう。時を経て届いたメールに時を遡りたいと願い、雪解けを告げる鳥の声に頑なな思いも解けていく。やり直すことができるのは、これまでではなく、これから。空からやさしく降り注ぐ、永く遠い旅をしてきた星灯り。あなたと同じ時間を刻んでいきたいと、祈りを乗せる。

  • hiro さん

    『拝啓 彼方からあなたへ』に続いて、このシリーズ第1弾からの謎である太一は何者かがそろそろわかるのかと思い、この第3弾を読んだ。第2弾のレビューでも書いたが、この本の読者層の多くが20〜30代の女性で、この秀司が女性にとって理想の男性像だとか。そんな秀司は男の目からみても信頼できる男だと思うし、両親が離婚しているなんて当たり前の時代、明里はさっさと両親に秀司を紹介しろと、おじさんはイライラしてしかたがなかった。今回も太一の謎は解けなかったので、きっと第4弾がでればイライラしながら読むのだろうなぁ(笑)

  • masa@レビューお休み中 さん

    記憶というのは残酷である。時間が過ぎてもなお、人の心の中には過去の記憶が残っている。その記憶が厄介なのは共有していることだ。自分の中にも、他人の中にも同等の分量で残っている。記憶の残酷さというのは、修復できなかった過去の出来事や人間関係に基づいている。けれども、それだけではない。最大の問題は、違うことなのではないかと思うのだ。自分と相手との共有する記憶に対する思い出が違うことで、人間関係がこじれてしまったり、傷ついたまま大人になってしまうことすらあるのだから…。

  • ううち さん

    柔らかく穏やかで、ちょっとした時計の歴史やウンチクなども面白くて好きなシリーズ。明里さんの悩みがリアルで切なかったです。秀ちゃんに甘やかされたいなー。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

谷瑞恵

三重県生れ。三重大学卒業。1997年、『パラダイス ルネッサンス―楽園再生』で集英社ロマン大賞に佳作入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品