王朝小遊記 文春文庫

諸田玲子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908829
ISBN 10 : 4167908824
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
追加情報
:
347p;16

内容詳細

平安の中頃、物売りのナツメ、物乞いのナマス爺さん、女房づとめをしていたシコン、貴族の子息コオニ、太宰府がえりの勇将・ニシタカの五人がひょんなことから、ある有力貴族の依頼で疑似家族として町屋で暮らし始め、最近、都に起きた、鬼に纏わる難事件を解決しようと、それぞれ密かに探索を開始するが。

【著者紹介】
諸田玲子 : 静岡県生れ。上智大学文学部英文科卒業。外資系企業勤務を経て、翻訳、作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞、12年『四十八人目の忠臣』で第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エドワード さん

    <今は昔、小野宮の姫に仕えし五人の男女、まことの家族にあらざるが、家族のごとく睦まじく暮らしてなんありける、都を騒がす似非僧都と人喰い鬼を退治したり。>全く縁のない五人が集められ、事件を解決する、平安版「キーハンター」「俺たちは天使だ!」(わかる?)。末法の世の寸前、貴族と庶民が雑居するカオスな都に生きる人々がたくましい。刀伊や陰陽師も登場、六道の辻、宇治から深泥池まで所狭しと暴れ回る大乱闘。そこまでが長いんだけどネ。事件の裏にある権力闘争もリアルだ。小学校の図書館で読んだ今昔物語を彷彿とさせる冒険絵巻。

  • びっぐすとん さん

    初読作家さん。平安ものということで読んでみたが、ウーン、ちょっと中途半端だったかな。小野宮家とか道長一族とか隆家一門とか出てくるけど、結局争ってるのは使用人階級だし、千古姫も存在感なかったな。疑似家族という設定は面白かったのに、疑似家族として暮らす期間も描写も少なくて、活躍する部分が少なかったのが残念。これじゃ家族としての一体感はいつ生まれたんだと疑問を感じるし、ちょっと都合が良すぎ。疑似家族が結集するまでのページが多すぎて、事件の方はあっさり片付いちゃったな。疑似家族のスパイのような活躍を見たかった。

  • なおお さん

    なかなか楽しめた。平安時代の京都、寄せ集めの男女5人が、家族を装いながら、鬼が女性を喰う事件を解決しようと奮闘する。この5人が魅力的で、話の展開も早く、どんどん読める。

  • 粋 さん

    平安時代もので、こういう設定あまりないなと思い面白そうだったので読んでみたが、期待していたものとは違った。ひょんなことから5人が疑似家族になり難事件を解決にのり出すのだが、まず疑似家族になるまでが長く、疑似家族になってから終わりまでかあっという間だった。事件解決もすっきりと言うわけではなく、その後の5人もよかったなと思う展開だったが読後感はもやもやしてしまった。

  • しょうこ さん

    貴族ではなく庶民(出自はそうでもない)の平安捕物帖?結局怖いのは鬼やあやかしではなく、人間の欲望。そして、愛すべきなのも、また人間。楽しませていただきました。が。帯の煽りがちょーっとズレているんでは?

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諸田玲子

静岡市生まれ。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、12年『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞、18年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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