ノーマンズランド 光文社文庫

誉田哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334791063
ISBN 10 : 4334791069
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
460p;16

内容詳細

東京葛飾区のマンションで女子大生が殺害された。特捜本部入りした姫川玲子班だが、容疑者として浮上した男は、すでに別件で逮捕されていた。情報は不自然なほどに遮断され、捜査はゆきづまってしまう。事件の背後にいったい何があるのか?そして二十年前の少女失踪事件との関わりは?すべてが結びついたとき、玲子は幾重にも隠蔽された驚くべき真相に気づく!

【著者紹介】
誉田哲也 : 1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『妖(あやかし)の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。’03年には、『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • イアン さん

    ★★★★★★★★☆☆拉致問題を扱った姫川シリーズ第9弾。自身が追う事件の被疑者が別の殺人事件で逮捕されていることを知った姫川。しかしその遺体写真には明らかに改竄された跡があった…。20年前に失踪した同級生を追う江川と不穏な行動を見せる勝俣の物語も交錯し、政治色を強めながら収着するラストに唸る。目を背けたくなるような過激なシーンもあるものの、勝俣の過去や旧姫川班の現在も垣間見え、ファンなら必読といえる一冊。フィクションである一方で、江川や庄野夫妻同様に忸怩たる思いで日々を送る被害者家族がいることもまた事実。

  • まさきち さん

    猟奇的な事件を解決していく姫川玲子シリーズの最新作。失踪した女子高生と彼女を慕う男子高校生は再会できたのか。ガンテツは一体何を追っているのか。そしてこの難局を玲子はどんな形で解決していくのか。そしてこれらが一体どんな形でかみ合ってくるのか。そんな気持ちが頁をめくる手を進めさせて、一気に読了です。いつもながら楽しめた一冊でした。

  • のり さん

    「姫川玲子」は防波堤として守ってくれていた「林」の殉職で失意に陥っていたが、女子大生殺害事件で特捜入りした先で旧姫川班の「湯田」と再会し復活の兆しが…容疑者を追っていたが別件で逮捕されていた。しかも情報が下りてこない不自然さ。さらに20年前に起きた女子高生失踪事件が絡んでくる。姫川の上司となった「日下」との関係も馴染み始めた。相変わらずのムダのない捜査能力は凄い。そして「ガンテツ」の過去も明らかになってきた。それにしても痛まし過ぎる彼と彼女。生きていて欲しかった。

  • KAZOO さん

    4年くらい前にすでに単行本で読んでいました。が、相変わらず手に汗握るというか緊迫感を与えてくれます。二つの次元を異にした物語が最後はつながって、その間に政治家とのつながりを持つ刑事などが出てきて、と楽しませてくれます。過去の拉致事件と現在の殺人事件がどうつながっていくのか?

  • 麦ちゃんの下僕 さん

    オーディオブック。「姫川玲子」シリーズ第9作。高校生男女の淡い恋物語(!?)から始まり、前作の“悲劇”から立ち直れていない玲子、ごく平凡な殺人事件…と、拍子抜けするほどソフトな序盤に「あれ?」と思っていたら…とんでもない“爆弾”が仕掛けられていましたね!まさか“そっち”に展開するとは…(唖然) 終盤の◯◯シーンもシリーズ屈指のエグさですし…これは間違いなく姫川玲子シリーズだなぁと(苦笑) そしてこの作品では、日下の印象がかなり変わる他、武見や鴨志田という新キャラも登場…ますます今後の展開が楽しみです。

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誉田哲也

1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。2003年、『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。2006年刊行の『ストロベリーナイト』に始まる“姫川玲子シリーズ”は、現在の警察小説ムーブメントを代表する作品のひとつとして多くの読

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