坂の途中の家 朝日文庫

角田光代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022649089
ISBN 10 : 4022649089
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
501p;15

内容詳細

刑事裁判の補充裁判員になった里沙子は、子供を殺した母親をめぐる証言にふれるうち、彼女の境遇に自らを重ねていくのだった―。社会を震撼させた乳幼児の虐待死事件と“家族”であることの光と闇に迫る、感情移入度100パーセントの心理サスペンス。

【著者紹介】
角田光代 : 1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」でデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。現在、『源氏物語』の完訳に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • JKD さん

    自分が我慢していることに誰も気づいてくれない苛立ち。自分は間違ってないことをしているつもりなのに周囲から間違っていると思われてしまう嫌な感覚。みんなは一般的な立場で物事を言っているのに、実際はそんな思うようにいかないといった当事者にしかわからないことが相手に伝わらないという苛立ち。真面目さゆえの気張りすぎ、考えすぎ、気にしすぎが負のスパイラルを増幅させていく。日常会話での些細なズレが不安あるいは不快になるという微妙な感覚がヒシヒシ伝わりました。

  • エドワード さん

    日本は、何と子供を育てにくい国なのだろう。イクメンと言う言葉が流行るのは、仕事に囚われ育児をしない父親が圧倒的に多いことの裏返しだ。古い価値観に固執する両親の圧力、夫婦間の微妙な力関係、母親を孤独に追いやる要素ばかりだ。二歳の娘を持つ専業主婦の理沙子が、幼女を風呂で溺死させた若い母親の裁判の補充裁判員に選ばれた。公判の度に、娘を義父母に預けて出席する理沙子は、微細にわたり進められる審理の中で、次第に被告に自分を重ねていく。<私も同じ経験をした。>理沙子の心の描写が迫力満点、これも家族の姿。希望のある終幕。

  • Miyuki Usa さん

    どんなサイコ小説よりも、心ごと苦悶の底へ引きずり込まれるような、怖気のする作品だった。子育て中に感じる、夫や義父母への違和感。相手からしたら、あるいは、端から見たら善意や親切そのもののようなそれが、自分にとっては攻撃や悪意にしか受け取れず、しかしそれを表明すれば自分がさらに悪者になってしまう気がする悪循環。厄介なのは、そういうことの積み重ねで精神的ダメージが深まり、本当に自分は狂気でダメな母親なのかもと自信を無くしさらに何気ない事に追い詰められるスパイラル。自分の親との関係が子育てに反映されると思う。

  • 佐島楓@勉強中 さん

    自分が見ている他人の姿は、ほんとうのそのひとではない。そして、自分が自分だと信じている人間も、またほんとうではない。ほんとうのことなんて、個々人が瞬間瞬間に抱いた感情の中にしかない。それを言葉であらわそうとしたときに、すべては嘘になってしまう。誰かのことを心から理解したいと強く願っても、それは決して叶わないのだ。それがとても悲しく、でも尊い心の動きなのだと思う。

  • kayoko さん

    なんでそんな事が言えないの?とイライラから始まってだんだん私も知らず知らずのうちに人を傷つけているのではないか?と重く考えさせられる話だった。無意識?意識的?どちらにしても人を傷つける恐ろしさを感じた。人の弱さ、人の裏側が見えるすごい本だった。

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人物・団体紹介

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角田光代

1967年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞して本格的に作家デビュー。主な小説作品に、『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『ぼくはきみのおにいさん』(坪田譲治文学賞)、『キッドナップ・ツアー』(産経児童出版文化賞/路傍の石文学賞)、『空中庭園』(婦人

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