竹取物語(全)角川ソフィア文庫

角川書店・編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043574032
ISBN 10 : 4043574037
フォーマット
出版社
発行年月
2001年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,253p

内容詳細

5人の求婚者を破滅させ、帝の求婚にも応じないかぐや姫。だれもが知っている話だが、ロマンティックな空想物語と誤解されている物語でもある。古典というストレスなしに冷酷なかぐや姫の全貌を知る本。

目次 : 竹取のじいさんと、なよ竹のかぐや姫/ 難題の一・仏の御石の鉢―挑戦者・石作の皇子/ 難題の二・蓬莱の玉の枝―挑戦者・庫持の皇子/ 難題の三・火鼠の皮衣―挑戦者・右大臣阿部御主人/ 難題の四・竜の首の珠―挑戦者・大納言大伴御行/ 難題の五・燕の子安貝―挑戦者・中納言石上麻呂足/ かぐや姫の昇天

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 扉のこちら側 さん

    2018年239冊め。知っているようで知らない竹取物語。求婚者たちの挑戦が3年にもわたるものだったとは。中高生向けの参考書としての作りなのだろうか、解説が読みやすく、そして面白いのである。このシリーズは他のものも読んでみたい。

  • 猫丸にゃん太 さん

    竹取物語は日本最古の物語で、土佐日記を書いた紀貫之が最有力の作者。グリムやイソップ物語と同様に毒があるが、駄洒落が多くユーモラスである。物語の裏には藤原氏に対する政権批判があるという説があり、歴史的背景を読むのも面白い。仏教思想が反映されており、前世で罪を犯したかぐや姫は六道輪廻に則り天界から人間界に堕ちて罪を償っている。月の国の衣を纏うと人間界の未練が断たれるそうで、悟りに見立てているのかな。昔の人は手の届かぬ月にロマンチックな夢を見るが、月や星を見る時、その美しさの中に物語を感じる人でいたい。

  • MURAMASA さん

    竹取物語は1年生の教科書に載っていて、生徒に「みんなの知ってるかぐや姫とは違うんだよー」とは教えているのですが、ではどれだけ違うのかはやっぱり原典に当たってみないと分かんないのでそういうときは読むのです。かぐや姫がわがままでキレやすくて、そういう生々しさがすごく魅力的です。5人の貴公子は詐欺師あり、逆に詐欺に遭う者あり、死んじゃう人ありで、徹底的にやり込められちゃうのもある意味すがすがしい。古典文学の突き抜けてる感じがよく伝わります。これが1000年前に書かれたなんて、日本文学の豊穣さに驚かされます。

  • 佐島楓 さん

    ものすごく久しぶりに読む。竹取のおじいさんの物語だと思って読むと違った内容に思えてくる。

  • 井月 奎(いづき けい) さん

    私がこの物語を初めて読んだのは、もう何十年も前のことです。不思議な物語でしたが、不自然とも思わずに心にとどまっていました。今、注釈を読みながら、時代背景などを考えながら読めばいろいろの想像や思いが新たに生まれます。さらに思うのが、作者不詳というのは物語への時代の、異文化の、人々の思いも受け入れる余地があるということです。それらをすんなりと受け入れて、なお冷たいまでの青い光を、月の光を湛えながらこの物語は静かに鎮座していくのでしょう。千年前からそうであったように、千年後もそうであるのでしょう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品