棺に跨がる

西村賢太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163820705
ISBN 10 : 4163820701
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
143p;20

内容詳細

貫多こそ人間の生の姿だ。私小説を再生させた著者による非道の連作集。

【著者紹介】
西村賢太 : 1967(昭和42)年7月、東京都江戸川区生れ。中卒。2007(平成19)年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞を、2011(平成23)年「苦役列車」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 斎藤元彦は絶対ヅラじゃない・疑似兵庫県民の寺 さん

    短篇四本。一冊丸ごと『どうで死ぬ身の一踊り』の後日譚。『脳中の冥路』『豚の鮮血』が良かった。『脳中の冥路』での付き合い当初の秋恵ちゃんの厭な一面を見た思い出がフラッシュバックするシーン。『豚の鮮血』(この一冊の中で一番良い)では貫多が悪いのに最後のシーンにカタルシスを感じる不思議。今迄の秋恵シリーズと違い、この一冊は秋恵ちゃんが全然可愛らしくないのが特色か。醒めた女性はかくの如しか。さらば秋恵。

  • めしいらず さん

    相変わらずの主人公。短気、打擲癖、小心ぶり、自己保身、媚び、打算、無思慮、肥大した自尊心が、当然のカタストロフへと導く。事態が悪い方に向けて、ヒリヒリと緊張感を高めていく筆致が、いつもながらに見事。相手を痛罵する意想外の言葉選びも面白い。

  • R さん

    いつもの通り、どうしようもない男のどうともならぬ人生を切り取った小説でした。同棲している女性との生活が、主人公の一方的な行為、思い、言い訳によって過ぎていくもので、あらゆる独白が、意識のない身勝手でとてもいたたまれない。けど、凄いよくわかるというか、共感してしまう。反省し相手を神聖視し母性に甘えようとする、身勝手な彼はそれを憐憫と受け取ってもらえるだろうと思っている、あるいは願っているという哀しさが素晴らしい。当たり前の結果なのに、消沈してしまいそうになります。

  • 人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA さん

    元、東京都知事で作家の石原慎太郎がテレビの対談で、西村賢太の作品を褒めていた。正直驚いた。私には西村さん作品の良さはわからないが、世の中には彼を支持している層がいるわけで、改めて違う価値観があることに気付かされます。

  • らむり さん

    ダメダメDV男、貫多と、強かな秋恵。特別何が起こる訳ではないけれど、ページをめくる手が止まらない本でした。

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人物・団体紹介

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西村賢太

1967年7月12日東京都江戸川区生まれ。中卒。著書多数。2022年2月5日急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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