武術の身体論 同調と競争が交錯する場

西村秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787234551
ISBN 10 : 4787234552
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
追加情報
:
224p;21

内容詳細

武術では互いに呼吸や動きを合わせて立ち合い(同調)、力と技をぶつけ合う(競争)。それら同調と競争とを二重に備える身体の潜在的なはたらきと、その二重性をどうやって利用すれば自分に有利になるのか、を身体論はもちろんのこと、歴史的な指南書も参照しながら考察する。

目次 : 第1章 「同調」を取り入れた戦い方/ 第2章 剣術における「同調」と「競争」の戦略的展開/ 第3章 「水月移写」にみられる身体感覚の二重性―同型同調から応答同調への転換/ 第4章 柔術―身体的関係性を操作する/ 第5章 剣術における「精神修養」の目的化―剣道界の自己矛盾/ 終章 研究の要約と敷衍

【著者紹介】
西村秀樹 : 1954年、愛媛県生まれ。九州大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢読み さん

    「同調と競争が交錯する場」とは、武道をたしなむものにとってはなかなかに考えさせられる副題だ。武術は源流としては「命の取り合い」という「競争」が基本であるが、勝負を決するためには(こと一対一の勝負においては)、相手との間合いを測る「同調」が重要になってくる。同調の中でコンマ1秒・mm単位で先をとることが勝ちにつながるのだ。となると、「力を抜く」ことで「悟らせずに」「一瞬早く動く」ことの重要性がわかってくる。達人の域になると、「同調」の中で自分の間合いに強く引き込むことができるようになるのだろう。

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