近世仏教論

西村玲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784831862471
ISBN 10 : 4831862479
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
西村玲 ,  
追加情報
:
414p;22

内容詳細

“近世思想”としての仏教。「仏教堕落史観」を克服し、中国明末仏教や近代日本仏教までをも射程にとらえた広角な視野から繰り出される新しい近世仏教の姿!

目次 : 第1部 近世仏教の展開/ 第2部 明末仏教と江戸仏教/ 第3部 キリシタンと仏教/ 第4部 教学の進展/ 第5部 伝統から近代へ/ 第6部 方法と実践

【著者紹介】
西村玲 : 1972年6月7日東京に生まれる。1996年3月東北大学文学部史学科卒業。1998年3月東北大学大学院文学研究科修士課程修了(文化科学専攻)。2004年3月同博士課程修了。博士(文学)。4月財団法人東方研究会専任研究員(〜2005年3月)。2005年4月日本学術振興会特別研究員(SPD)(〜2008年3月)。2006年4月プリンストン大学客員研究員(〜2007年3月)。2008年4月財団法人東方研究会(2012年4月より公益財団法人中村元東方研究所)専任研究員。2010年3月「普寂を中心とする日本近世仏教思想の研究」により日本学術振興会賞ならびに日本学士院奨励賞受賞。2016年2月2日逝去。この間、東洋大学非常勤講師、東方学院講師、国際日本文化研究センター共同研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 非実在の構想 さん

    通史でも簡単に触れられるだけの近世仏教の専門書。日本仏教がセクト化していくのは幕府の仏教統制策によることや、黄檗宗のインパクトなど新しく知ることだらけだった。

  • アメヲトコ さん

    葬式仏教に陥った堕落の時代として評価されがちな近世仏教像に抗し、キリスト教の思想や近代的な合理主義、科学的思想に近世仏教がどのように対峙し格闘してきたかを論じた一冊。若くして急逝された著者の遺稿集ということもあって、収録論考には重複部分も少なからずありますが、全体を通読すると著者の思考の過程が重奏されるように迫ってくるものがあります。日本思想史にとどまらず中国仏教思想との関係、あるいは現代的問題にも目配りされている点も特長です。

  • マウンテンゴリラ さん

    江戸時代の260年余りが、世界に例を見ないほどの平和な時代であり、それ故にか、支配階級である武士は勿論のこと、庶民に至るまで学問が盛んな時代であったとは、かねてから聞き及んでいた。しかし確かに、江戸時代の学問と言えば、儒学、蘭学、国学等が主流で、近世仏教学というのは、一般にはあまり知られず、重要視もされていない、という固定観念はあった。キリスト教を排除するために、制度的に国家権力内に取り込まれ、批判精神や活力を失っていったというのは、一面では事実であっただろう。しかし本書を読むと、単に権力の庇護の→(2)

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