十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」 集英社新書

西村京太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208955
ISBN 10 : 4087208958
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

著者が初めて書き下ろした、自伝的ノンフィクション

昭和20年4月1日。少年・矢島喜八郎、のちの作家・西村京太郎は、
エリート将校養成機関「東京陸軍幼年学校」に入学した。
8月15日の敗戦までの、短くも濃密な4か月半。「天皇の軍隊」の実像に戸惑い、
同級生の遺体を燃やしながら死生観を培い、「本土決戦で楯となれ」という命令に覚悟を決めた――。
戦時下の少年は何を見て、何を悟ったのか。そして、戦後の混乱をどのように生き抜いて作家となったのか。
いまこそ傾聴したい、戦中派の貴重な証言である。

【目次より】
第1章 十五歳の戦争
・世界大恐慌の時に生れた
・幼年学校が醸成するエリート意識
・緊張の連続で、眼が異様に光ってきた
・本土決戦の準備が始まった
・国民を守れとは教えられなかった

第2章 私の戦後
・日本全体が飢餓状態
・マッカーサーのせいで大学に行きそこなった
・『点と線』を読んで、このくらいなら書けると錯覚
・一番長く続いた仕事は、私立探偵
・トラベルミステリーを書くようになった理由

第3章 日本人は戦争に向いていない
・「敵の飛行機は精神で落とせ」
・兵站を知る参謀がいない
・勇敢と猪突猛進を取り違える
・全ての責任を現場に押しつける
・沖縄を利用し、疑った日本軍の罪
・なぜ戦争に反対できないのか

【著者紹介】
西村京太郎 : 1930年東京生まれ。作家。63年、『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。65年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年、『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。十津川警部を主人公にした一連のミステリーは根強い人気シリーズとなる。2005年日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    ミステリー作家西村京太郎氏が体験した戦争について描かれている。戦争のことを語るということは戦争を体験したものでないと書けないと思う。過去の戦争について過ちや反省という言葉が使われるがそれは体験していないから使えるのかもしれない。鴻上尚史の本で読んだ特攻の方もいろんな体験をしたにも関わらず当時のことをあまり語ろうとしなかったという。戦争に対して饒舌に語れば語るほど無責任かもしれない。個人がとにかく戦争という愚かな行為を考えることがいちばん大切だと感じた。

  • あすなろ さん

    昭和20年、私は陸軍幼年学校にいた。陸軍幼年学校とは?という点から手にした本。陸軍幼年学校卒は、自ら陸軍エリートを意識し、昭和維新中核を意識したという。結論から言うと、もっとここを書き込んで頂きたかった。少し焦点散漫な西村京太郎二次大戦論。しかし、桶狭間の戦を好む陸軍・戦闘機を二種持った陸軍と海軍・国内戦と国際戦の意識相違・日本の軍人は死を生の上に置く議論・永田鉄山の考え等興味深く読了。いろいろ書き連ねの集積本。総称して、西村論では、日本人は平和に向いているのである、と結んでいる。

  • thayami さん

    淡々と語る半生に垣間見る大戦を挟んだ”変化”。衣食住に教育・仕事。踏まえた大戦への考察。『戦陣訓の罪』は、現代にも繋がる悪癖という感。物理・心理の両面での”縛り”。言うまでもなく、著者自身も戦前・戦中に感じた矛盾も呪縛下の話。一方、著者出世作にも繋がる”ブルトレ”の件は、”縛り”への対照であり皮肉と解釈。先人の残す様々な形での教訓を、もれなく活かしていくのは当然の義務ですね。

  • naoudo さん

    日本人が戦争(現代戦)に向いていない理由@国内戦と国際戦の違いがわからないA現代戦では死ぬことより生きることが重要なのに日本人は死に酔ってしまうB戦争は始めたら一刻も早く止めるべきなのに日本人はだらだらと続けていくC日本人は権力に弱く戦争を叫ぶ権力者の声に従ってしまうD頭の中で反対でも沈黙を守り賛成しなかったからいいと自分を納得させてしまうE日本人の場合社会の前に世間があってその世間に屈して社会的行動を取れないF日本人が一番恐れるのは「臆病者」とか「卑怯者」といわれることでそれを恐れて戦争に賛成した

  • slider129 さん

    先の大戦をテーマにした本は数多くあるが、史実を知識として受け取る事は出来ても、当時を生きた人が経験したであろう、時代が持っていた空気や当時の感情まではなかなか伝えてくれない。あの時代、亡き父は南方へ出征していたが当時のことは黙して語らず、また亡き母は疎開していたので都会の空襲の地獄は経験していない。そんな戦争経験者がこの数年でいなくなるであろう今の時代に、語る事が出来る語り部の言葉や、文章で残す事が出来る西村氏のような作家が書き残してくれる本書のような存在がとても貴重に感じる。いい本を書いて下さった。

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西村京太郎

1930年(昭和5年)東京生まれ。63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞受賞。65年『事件の核心』(後に『天使の傷痕』に改題)で江戸川乱歩賞受賞。78年にトラベルミステリーの先駆『寝台特急殺人事件』で爆発的人気を得る。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞、05年には日本ミステリー文学大

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