全ロック史

西崎憲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784409100417
ISBN 10 : 4409100416
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
512p;21

内容詳細

ロックミュージックはいかなる手段で、誰に抗い、何を訴えつづけてきたのか。一体なんのために。スコッツ‐アイリッシュのアパラチア山脈への移住からはじまる巨大なるサーガ、ついに誕生。

目次 : 前夜/ ロックンロール生まれる/ ロックを待つ少年たち―五〇年代のイギリス/ めくるめくロンドン―スウィンギング・ロンドン/ ブリテンの侵略―ブリティッシュ・インヴェイジョン/ イギリスのフォークロック/ 神のごときギタリスト―ブルースロックとインプロヴィゼーション/ サイケデリア!/ ただひとりで世界を―スタンド・アローン/ ロックの雷鳴―ハードロック〔ほか〕

【著者紹介】
西崎憲 : 1980年代にアニメ「ハイスクール!奇面組」のエンディング曲で作曲家としてデビュー。並行して英米文学の翻訳と編纂を行う。『ヘミングウェイ短篇集』『ヴァージニア・ウルフ短篇集』等を刊行。2002年に第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(『世界の果ての庭』)。歌集に『ビットとデシベル』。現在ふたつのレーベル「dog and me records」と「惑星と口笛ブックス」を主宰。『文学ムックたべるのがおそい』編集長。日本翻訳大賞選考委員。岩井俊二監督の映画デビュー前の音楽を担当。2016年にトランペット奏者としてフジロックフェスティバル出演のトラッシュキャン・シナトラズをサポート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヘラジカ さん

    ロックについては何も知らないと思い込んでいたが、想像以上に聞き覚えのあるミュージシャンが多くて驚いた。学生時代にドアーズ「ハートに火をつけて」のCDを買ったことがあるくらいで、音楽自体にあまり熱意と興味がなかったにも拘らずである。それだけロックが日常や文化に馴染んでいるということだろう。様々なバンドと人物を知ることができて大変楽しい読書だった。文学とロックに密接な繋がりがあるというのが興味深い(ヴォネガット、ブルガーコフ、ハクスリー、それになんとギャリコまで!)。そのテーマだけでも一冊の本が書けそうだ。

  • ワッピー さん

    ロックそのものをよく知らず、たまに見覚えがあるグループ名はほとんど『ジョジョ』のスタンド名ぐらいという体たらくのワッピーにとって、本書はオリオン座すらろくに見えない東京の冬空から、いきなり外宇宙に放り出されて全方位に爆発した星雲を見たような驚きでした。分類や考察についてはファンからいろいろ異論・批判が出るにしても、これほどのジャンルとアーティストが在って、メンバーも移り変わりつつ、またジャンルも次々と派生し変化していくロックというジャンルを捉えたことは本当に偉業。40章以降の問題提起は何度も読み返したい。

  • 阿部義彦 さん

    いやはやよくやってくれました。過去に誰も書かなかった本です。西崎憲さんと言うと文学ムック「たべるのがおそい」の発行人兼編集長としてお世話になってましたが、まさかこんな大著をものされるとは!浅く広くというかひろすぎるわっ!私プログレファンですが、パンク・ハードコア、メタルは詳しくないので、その細分化とジャンル名(NWOBHM、NWOAHM、スラッシュメタル、ゴシックメタル、インダストリアルメタル、グラインドコア、メタルコア、ジェント、エモ、マスコア、etc)等初めて知ることばかり。駆け足ですが快挙でした。

  • くさてる さん

    A History of Rock Music、という英題がすべて。ブルースやカントリーから芽生えたロックという音楽が、すさまじく拡散し、変化していくさまをここまで体系的にまとめあげた本は初めて読みました。それにより、自分がどこのあたりのジャンルに惹かれるのかという立ち位置まで確認できた気がします。そして、それらを踏まえたうえでの、40章以降の、ロックと人種、階級、ジェンダー、経済、社会その他との関係に触れた部分がさらに興味深い。それぞれの章ひとつで一冊の本が書けるような題材なだけに、読み応えあります。

  • わん子 さん

    実在の音楽家や音楽を語る本に必須だと個人的に思っているのだが、著者の(ロックへの)愛が感じられる本だった。どうせ音楽シーンを全的にあらわすことなどできないのだから、多少の偏りがあろうともそれは問題にはならず、いかに「愛と熱量で読ませるか」なのではなかろうか?。読み進めながら、ロックとメディアが多様化するにつれ書くのに苦しんだんではないだろうかと思えてきたが(特に90後半00年代)、こんな(ある意味無謀な、でもやってみたい)本を書こうと思ったその心意気に拍手!

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西崎憲

作家、翻訳家、アンソロジスト、編集者、ミュージシャン、音楽レーベル、出版レーベルの主宰と様々なジャンルで活躍する。2002年に『世界の果ての庭』(創元SF文庫)で第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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