傷物語 涜葬版

西尾維新

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062199483
ISBN 10 : 4062199483
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
追加情報
:
508p;20

内容詳細

全ての<物語>はここから始まる──。
劇場版『傷物語 T 鉄血篇』2016年1月8日より全三部作で公開。

【著者紹介】
西尾維新 : 1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映画化もされた物語シリーズ第二作の傷物語...

投稿日:2021/02/25 (木)

映画化もされた物語シリーズ第二作の傷物語。化物語の前日譚でいかにして阿良々木暦が吸血鬼になったのかという物語。映画は三部作でテンポも悪く、シャフトのよくない部分がでてしまったのと公開が偽物語の随分後であったためイマイチだったが本作は個人的に物語シリーズで一番だと思う。ぜひ書籍で読んで欲しい。

悠優 さん | 群馬県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • ゼロ さん

    物語シリーズの第二弾であり、傷物語の前日譚。映画に伴い涜葬版として発売されたのもあり、いつもの銀箱に入ってなく、文章も二段組ではありません。それ故に500頁と厚くなっています。さて、話は阿良々木暦が吸血鬼に出遭い、吸血鬼を助け、吸血鬼の望みを叶えない物語です。主に羽川翼がヒロインとして登場していますが、暦は翼を尊敬しているようですが、読者からすると我が強く、扱いにくい女の子に見えます。氏の作品にしては、文章は口説くなく、伝記モノとして王道であり、読みやすくなっています。良くも悪くも甘酸っぱい作品でした。

  • いつでも母さん さん

    普段なら手にしていなかった作品。何が私を駆り立てたのか!劇場版も『化物語』も知らないが、リタイアせずに読み切った。装画も私向きでは無いのだが、鏡の様なのもちょっとビックリ。世に云う『吸血鬼』の話なのだ。読了後は長〜い物語を読まされたのだが、このラストには納得の感が大だった。この世界感はきっと好きな方は多いだろうなとも・・思った。「一人より二人、三人より二人きり」ラスト近くのこの言葉が良い。どこかで使いたい(笑)キスショットよ、私はあなたが嫌いじゃない。羽川も、そして阿良々木も嫌いじゃなかった。

  • Yobata さん

    映画「傷物語」公開記念の特装版。キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと阿良々木暦の救われない,バッドエンドな物語。阿良々木君の願い,キスショットの願望…。羽川の残酷なほどの優しさなどにより、全てが思い通りにはいかなくなり,まさしく「傷」を負った者たちの物語が、<物語>シリーズの開幕だったね。しかし阿良々木君の「人間強度が下がる」は懐かしかったなw幼女になる前の忍も、不遜で豪快ながらも繊細なキスショット姿も懐古で感慨深い。三部作にもなる映画「傷物語」はどうなるかな?期待。

  • 空猫 さん

    図書館。講談社BOX版の装丁(フォントや段組等を含む)を変更し,所謂「単行本」にしたもの。内容的な変更は特に無し,表紙絵が巻頭カラー折込絵として追加されているだけである。むしろ,この傷物語を単体の作品として扱おうとする姿勢からか「あとがき」が削除されている。特装版化ではなく,文庫化して,あちらこちらに散らばっている非売品(他メディアの付録になっていた短篇など)を集大成してくれれば,そちらに買い換えるのだけれど。

  • SaTa さん

    吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとの物語。心身共に痛々しいお話。多くの人が経験することだが、正しさや優しさと信じたものが残酷な結果となって戻ってきた時の恥ずかしさや悩ましさというのは何とも言えないものである。そう悩む勝手さすら呆れるものだ。自己欺瞞というか自己満足というか、序盤からバッドエンドと称しているけれど現時点で思った以上に読後感が悪かった。結末に生やさしい解釈はつけたくないが、この先、この選択でよかったと思える何かがあればいいが。前作より読みやすく面白かったな、とも。

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西尾維新

1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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