基本情報

内容詳細
「越境者」の営みはすでに国家の狭い枠を超えているものであり、国家は越境者たちによって事実上、乗り越えられている。その越境する人びとの目線、生きざま、希望に寄り添いつつ現代の「国家」を考え、そして「未来」を見つめ。他者・社会・国家への発生論的な問い。
目次 : 他者・社会・国家への発生論的な問い―トランスナショナリズムをめぐる本書の位置づけ/ 第1部 入移民としての「他者」との交流―アジア/日本における移動者と媒介者(貢献と交流の論理―信州の山間の寒村から/ 支援と媒介の論理―東日本大震災の被災地から/ 移動と移住の論理―東北の小さな村々からの展開)/ 第2部 トランスナショナルな「沖縄びと」の自立と独立―琉球/沖縄から学ぶ国家論への視座(移民と連携の論理―ハワイ沖縄系住民の声を聴く/ 抵抗と自立の論理―琉球/沖縄における抗いの系譜/ 独立と連帯の論理―沖縄独立論の現在的展開)/ 第3部 現代社会学的国家論の展開と課題―脱国家論の構想力(越境と他者の論理―国家を取り巻く現況とトランスナショナリズム/ 共生と文化の論理―中間考察:間主観性論と現象学的社会学理論としての脱国家論へ/ 国家と国際の論理―コスモポリタン的なトランスナショナリズムの地平/ 理念と構想の論理―リージョナルかつグローバルな未来構想に向けて)/ 天皇像への歴史社会学的接近―安丸良夫『近代天皇像の形成』と「生活世界」
【著者紹介】
西原和久 : 成城大学社会イノベーション学部教授、名古屋大学名誉教授。マンチェスター大学、南京大学、インスブルック大学、ハワイ大学、北京外国語大学などで客員研究員、客員教授を歴任。専門は、社会学理論、移民・移動者研究、国際社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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