日銀バブルが日本を蝕む 文春新書

藤田知也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166611874
ISBN 10 : 4166611879
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
240p;18

内容詳細

年収四百万円台で四億円超の借金を背負う不動産投資家のサラリーマン、二十六年ぶりの高値に沸く株式市場、怪しげな仮想通貨に走る若者たち…歪んだ饗宴を演出している真犯人は野放図に溢れた日銀の緩和マネーだ。超エリートたちの欺瞞に満ちた金融政策の内実をすべて暴く!

目次 : はじめに ツケは必ず回ってくる/ 第1章 不動産バブル崩壊の予兆/ 第2章 「マイナス金利」と「国債バブル」の大罪/ 第3章 虚構の二%/ 第4章 日本株はなぜ高騰したのか/ 第5章 茶番だった「総括的な検証」/ 第6章 仮想通貨は「円」を越えるか?/ 第7章 失敗の代償は我々に/ おわりに 超低金利時代が終わるとき

【著者紹介】
藤田知也 : 朝日新聞記者。早稲田大学大学院修了後、2000年朝日新聞社入社。盛岡支局を経て02〜12年『週刊朝日』記者。12年春に経済部に移り、16年春から日銀・金融担当。18年春から特別報道部に所属し、シェアハウス投資・スルガ銀行不正融資問題などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はるわか さん

    日本銀行の金融緩和が煽動してきた空疎なバブル好況。大量の資金供給で金利を押し下げ、円の価値を切り下げようとする日銀の金融政策は国民の不安をさらに煽り、歪んだお金の蠢きを活発化。日銀の国債保有量は449兆円で発行済み国債の41.1%(17年末)。外国人の国債シェアの不気味な上昇。日経平均は2〜3千円水増し、日銀だけがETFの爆買いを続ける歪なマーケット。日銀のETF保有は20兆円台半ばで発行済みETFの7割以上。東スポと化した黒田会見、自己弁護と自己正当化に終始。出口論から逃げる日銀。ツケは必ず回ってくる。

  • まゆまゆ さん

    2013年に始まった黒田バズーカを始めとした日銀の金融政策の結果、何が起こっているのかをルポする内容。物価上昇2%は必ず達成できる、とコミットされてから早5年……統計上は株価も地価も上昇しているが、消費税増税により物価は想定どおり上昇しなかった……スルガ銀行の話やコインチェックの話は日銀の政策の結果起こったことだといわれてあらためて納得。忘れてたけど(笑)

  • smatsu さん

    著者は朝日新聞の日銀・金融担当をされていた方らしい。出版は2018年、もう3年も経ってしまっているためか、基本的には知っている話ばかりで新しい知見はほぼなし。超低金利政策が特に地方銀行の経営にダメージを与え、無理なノルマを課された行員たちがカボチャの馬車みたいな怪しい案件も敢えて通してしまうというスルガ銀行の事例とか、要はアベノミクスが日本社会に与える悪影響についていろいろ述べられています。問題は今後アベノミクスが終わるときに何が起こるかだと思うのですが、その辺りをもう少し突っ込んで欲しかったです

  • keepfine さん

    日銀による金融緩和の副作用として、われわれの生活にそう遠くないところでも既に問題が生じていることを報告。かぼちゃの馬車(シェアハウス)とスルガ銀行の不正融資。サブリース。地銀のカードローンは低金利による利益縮小を強いられた銀行が生き延びるために乱発。しかとサラ金と異なり貸金業法の規制対象外。仮想通貨に対する金融庁の杜撰な管理。ETFは購入を止めると株価暴落を招く懸念。欧米と対比して出口戦略を示さない。

  • のりひろ さん

    スルガやら商工中金にコインチェックやら忘れていた。。

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藤田知也

朝日新聞記者。早稲田大学大学院修了後、2000年に朝日新聞社入社。盛岡支局を経て、02〜12年、「週刊朝日」記者。経済部に移り、18年4月から特別報道部、19年9月から経済部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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