三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち ブルーバックス

藤岡換太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065020159
ISBN 10 : 4065020158
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

「水の惑星」地球は「石の惑星」でもある。太陽系で最も多くケイ素が集まったため、ほかの惑星にはない多彩な岩石が生みだされた。しかし種類が多いだけに「石の世界」は複雑で、名前を見ただけで嫌気がさしてしまいがちだ。本書では初心者が覚えるべき石を三つ選び、それらを主役に、石と地球の進化を語っていく。読めば「石の世界」が驚くほどすっきりわかる!

目次 : 序章 そもそも、石とは何だろうか/ 第1章 マントルをつくる緑の石―橄欖岩のプロフィール/ 第2章 海洋をつくる黒い石―玄武岩のプロフィール/ 第3章 大陸をつくる白い石―花崗岩のプロフィール/ 第4章 石のサイエンス―鉱物と結晶からわかること/ 第5章 三つの石と家族たち―火成岩ファミリーの面々/ 第6章 三つの石から見た地球の進化―地球の骨格ができるまで/ 終章 「他人の石」たち

【著者紹介】
藤岡換太郎 : 1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。現在は神奈川大学などで非常勤講師。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    地学のひとつの分野で、地球を構成している石についてのやさしい解説書です。その石ですが、橄欖岩、玄武岩、花崗岩の三つの石が中心でもともとは橄欖岩が祖先のようです。これで地球を構成しているのが8割強を占めあとは金属の中心の鉄だそうです。楽しむことができたのでこの先生のほかの本も読んでみたい気になりました。

  • アキ さん

    ブラタモリで岩石特集していて興味がわいた。地球は太陽からの距離が絶妙で太陽系で最もケイ素の占める割合が多いいわば「シリコンプラネット」。酸素とケイ素のケイ酸塩鉱物からなる「石の惑星」でもある。鉄の球(核)の周りを橄欖岩が取り囲み(マントル)その周囲に玄武岩(海の地殻)と花崗岩(大陸の地殻)が薄く張り付いているのが地球。富士山は玄武岩からなり、関西や中国地方の山は花崗岩から成るので、関東は黒土、関西は真砂から白い砂が多い。そこいらの石ころも、宇宙の中で地球ならではのものだと思うと、途端に愛おしく見えてくる。

  • まーくん さん

    NHKのブラタモリをいつも楽しく観ているのだが、タモリさんはどいうわけか地形や地質に造詣が深く、石の名前なぞ良く知っている。感心してしまう。岩石の素性なんて素人には、素人でなくても(多分)よくわからんものだ、と諦めていたので、この本を見つけて少し期待した。岩石を橄欖岩、玄武岩、花崗岩に絞って成り立ちを解き明かし、大筋を平易に説明してくれる。ただ、読み進めていくうちに、なんかモヤモヤ。相性が悪いのか頭が悪いのか?それでも花崗岩の成因について納得。基本のところを整理・説明してくれた序章が勉強になった。

  • 美東 さん

    今年、息子が私の母校にめでたく入学したのだが、もはや地学が受講科目に入ってないらしい。受験に必要ないものはきるということなのか...残念です。私の高校時代では、地学・生物・化学・物理、政経・倫社・地理・世界史・日本史...全部必修だったのだが...絶句!

  • ローレンツ🐾 さん

    地球の形成に関わる三つの石について、素人にも非常にわかりやすく書かれている。文体の優しさから本当に世間一般的にわかってもらいたいという著者の想いが伝わってくる。本書を読んで地学にも興味が湧いた。石だけをテーマにした本書がこんなにおもしろいとは予想していなかった。良書。

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藤岡換太郎

静岡大学防災総合センター客員教授。1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。「しんかい6500」に51

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