董啓章 / 藤井省三 / 中島京子

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地図集

董啓章 / 藤井省三 / 中島京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205892
ISBN 10 : 4309205895
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
281p 19cm(B6)

内容詳細

虚実ないまぜの歴史と地理を織りあげることで「もう一つの香港」を創出する表題作のほか、伝説の農業の祖“神農”をめぐる時空を超えた物語「少年神農」、消えてしまった街路の盛衰をめぐる「永盛街興亡史」など。

【著者紹介】
董啓章 : 1967年香港生まれ。現代香港を代表する小説家・批評家。中文大学などの創作科でも教鞭を執る。おもな作品に、『安卓珍尼』(96、台湾聯合文学小説新人賞受賞)、『双身』(97、聯合報特別文芸賞受賞)ほか

藤井省三 : 1952年東京生まれ。東京大学文学部教授。文学博士

中島京子 : 1964年東京生まれ。出版社勤務、フリーライターを経て、2003年に小説『FUTON』でデビュー。2010年『小さいおうち』(文藝春秋)で第143回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きゅー さん

    まじめな学術論文のように見えて、実は嘘八百が書かれている本作だが、香港の地理歴史に詳しくない私にとっては難解だった。細かく見れば、夏と冬で名前を変える都市、入口もなく出口もない広場、過去へ遡ることのできる列車などその発想を愉しく感じられるが、通して読むと意味が頭に入ってこない。ふと感じたのは、そうした違和感、難解さも董啓章が意図したものだろうか、ということ。ミクロな部分で精緻な内容を、マクロな部分で曖昧模糊としたイメージを読者へと提示することで、読者の惑乱をあえて招いていると思ったのは勘違いだろうか。

  • ふくろう さん

    作家は「地図は小説である」と言い切る。何をばかなと思うかもしれないが、「地図集」はまさにこの言葉そのままの小説だ。香港に実在する地名を持ち出し、作家はその由来や歴史を語ってみせるが、その中身がじつにうさんくさい。銀を流しこめば砂糖が出てくる工場があった「糖街」、植える作物を半年ごとに変えるたび通りの名も変わる「通菜街と西洋菜街」、出口がないトリックアートのような街「公衆四方街」などのエピソードが見どころ。この本に通底する意思は「懐かしき場所への追憶」である。

  • EnJoeToh さん

    素晴らしかった。

  • すけきよ さん

    短篇集だけど、表題作がメイン。香港の地図案内なんだけど、そこに書いてある内容はなんとも奇妙。しかも、真実(一般的な)を交えているからどこまで嘘か見分けがつかず、しかし、その筆致はあくまで真面目くさっているため、かえって胡散臭さが増している。地図という抽象化されたものを、表意文字である漢字、英語名を音訳した漢字から再解釈して、まことしやかな、しかし、完全に誤読された世界を作り出している。その錯誤され、小説化した地理を楽しむ小説なんだけど、実際の香港を知らない者にとっては、出鱈目と断言できないもどかしさ。

  • umeko さん

    「地図集」より「少年神農」が好みでした。それにしても「地図集」は、最新の現代アートを観ているような斬新さに驚かされました。正直、理論篇は頭に入ってこなくて辛かったですが、都市篇、街路篇になるとそのセンスとユーモアに夢中になり、記号篇では文章を読むというより画面を観る感覚に近かったかも。新感覚の画期的な小説でした。

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