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落合寿和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909717023
ISBN 10 : 4909717021
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
224p;19

内容詳細

「ポゼッション」「戦争のはらわた」「オルカ」など数多くの映画作品で日本語字幕を担当し、翻訳家として30年近く活躍してきた著者が、ふだん何気なく見ている映画字幕の裏に隠された様々なテクニックや表現方法を初めて公開。「文字数」「記号」「句読点」「ルビ」「千鳥」「イタリック」「一人称」など具体的かつ詳細な解説だけでなく、字幕の質を上げるためのノウハウや字幕の未来についての提言まで、今まで誰も書かなかった映画字幕の裏側を明らかにする。

目次 : 第1章 字幕翻訳家への道(大学入学以前/ 大学時代 ほか)/ 第2章 訳しのテクニック(1秒4文字の神話/ 1行の文字数は? ほか)/ 第3章 ラビリンス/字幕の迷宮(肩書きと台本の種類/ 朽ちる想い『戦争のはらわた』 ほか)/ 第4章 明日に向って訳せ(字幕の著作権とは?/ 音声解説の字幕のクレジット ほか)/ 終章 ヘザーとヘザー

【著者紹介】
落合寿和 : 1967年生、神奈川県三浦市出身。大学を卒業した1990年に字幕翻訳家としてデビュー。1996年に有限会社ヘザーを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    翻訳家の異常な愛情/または私は如何にして心配・気配りして字幕を作り出すようになったか。字幕翻訳家の本音・技術・心掛けから、残念な字幕まで、映画ファンにはなかなか興味深いお話が読み取れます。

  • どんぐり さん

    映画の字幕翻訳の裏話。そこにどんなテクニックがあり苦労があるのか、字幕翻訳家が明かす。映画館で客が読める文字数の目安は1秒間に4文字。1行の文字数は10〜17文字の間。字幕表現の「—―」(ダッシ)は、次の字幕まで文章が続く意味がある。イタリックの字幕は、ナレーションやモノローグ、画面に現れない人物の声だけがあるときに使うなど、知らないことが多くある。字幕の文字数を抑えてどこまで情報を伏線化し、複数化して仕込んでいくか、文章は短ければ短いほど「読む」から「認識する」になる。そこに字幕翻訳の難しさと極意があり

  • kinkin さん

    著者は様々な映画や報道、音楽他のジャンルで多くの翻訳や字幕を手がけている。この本では特に映画の字幕について書かれている。英語ネイティブの人でなかったら映画の字幕はなくてはならないものだ。しかしこの字幕を作るということは字数や専門用語、映画の進行をどれも考慮する必要があるのでとても大変であることを知った。翻訳の違いで映画が見ているものに与える印象は大きく変わる。字幕なし、あり、吹替版では大きく変わるのだろう。でも年を重ねると字を読んでゆくのが辛くなりどうしても吹替版を選ぶのは仕方がないか・・・図書館本

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    確かに映画の字幕版を観ている時、映像によって紡がれる物語を汲み取った上、文章を把握しているので不自然な翻訳とか、気にしたことなかったな・・・。文章だけ、載っていてもその映画の映像を観ていないものもあったのでその違和感が分からず、どうも収まりが悪かったです。後、『戦艦シュペー号の最後』は変更前の方が分かりやすかったので、自分の戦争映画での語句の知らなさが分かり、凹みました。

  • 紫羊 さん

    ミニシアターの売店で目にしてジャケ買いした。カバーは映画「ポゼッション」のイザベル・アジャーニの美しい横顔。どこにでもいるような映画好きの若者だった著者が、いかにして字幕翻訳家となったかが軽妙に語られている。字幕を巡るあれこれも感心しきり。

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落合寿和

1967年生、神奈川県三浦市出身。大学を卒業した1990年に字幕翻訳家としてデビュー。1996年に有限会社ヘザーを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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