ショーケン最終章

萩原健一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065164808
ISBN 10 : 406516480X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
追加情報
:
243p;20

内容詳細

ショーケン、ラスト・メッセージ

「はじめに」より

自分のことを記したこの本は、私にとって最後の著書になる。
自分の言葉で真実を語ろう。

2011年に人間ドックで入院したときに小腸に出来物が見つかり、「ジスト」という耳慣れない病名を告げられた。……
手術で肉腫を切除した。だが4年後に再発し、医師からは「萩原さん、5年がんばりましょう」と余命を宣告された。……

ドラマとコンサート活動を本格的に始め、どれも確かな手応えのある仕事を続けていたさなかだった。
それから抗がん剤治療を続けているものの、いまは腹の中に爆弾を抱えているような状態だ。明日爆発するか、それとも当分は大丈夫なのか、それは誰にもわからない。

これまでの人生を振り返って思う。
10代はわけがわからなかった。
20代は芸能界に嫌気がさした。
30代はリハビリの時代だ。
40代はとても楽しかった。
50代は責任ばかり負わされた。
60代はやっと自分に気がついた。
そして70代を前にして、これまでお世話になったり応援してくれたりした人たちに心から「ありがとう」の言葉を贈り、最後に本当の自分を伝えたいと思った。……

幸運にも私は日本を代表する映画監督や演出家、脚本家、カメラマン、そして俳優と一緒に作品をつくる機会に恵まれた。そこで学んだことは、この身体に刻み込まれている。
本書に記すのはそのごく一部ではあるけれど、創造の現場に情熱とエネルギーが渦巻いていた時代の証言として、またそれをいまに生かそうとしてする模索の記録として読んでいただければと思う。……
 
これまでは野良犬のようにハングリーで、嵐のように激しい人生だったけれど、生涯のパートナーを得て、そして深刻な病を得て、これまでとは違う生き方があることを初めて知った。……

病気になって、私は自分が持っている物や人間関係、こだわりのほとんどを捨て去った。無駄な荷物を下ろして身軽になった自分をいまはけっこう気に入っている。病気もまた豊かな人生の糧となり得るのだ。
たとえ病におかされていても、私はつねに新しい表現を追い続けてきた。病気かどうかにかかわらず、人は歳を取ればできなくなることが増えてくる。しかし、それは工夫次第で乗り越えることができるし、新たに見出せることもある。
私に残された時間はそれほど多くはないのかもしれない。しかし、それは以前よりも濃密な時間、深く穏やかに流れる時間だ。

【著者紹介】
萩原健一 : 1950年7月26日、埼玉県生まれ。1967年、ザ・テンプターズのボーカリストとしてデビュー。「ショーケン」の愛称で親しまれ、俳優・歌手として活躍。2018年、初の本人作詞・作曲によるシングル「Time Flies」発表。2019年3月26日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    NetGalleyにて読了。テンプターズ、映画、テレビドラマ、全てに私の思い出も重なる。特に、「傷だらけの天使」や神代辰巳監督の映画は、印象深い。ここには、ショーケンが死ぬギリギリまでの思いが綴られている。私生活も含めて、赤裸々に。特に、映画への愛が、熱い。人生そのものが映画みたいだなと思う。そして、最後の演技が、「いだてん」で見ることが出来る。これは、絶対見ないと。かたや、ピエール瀧は、代役を立てられたというのが、なんとも複雑な気持ちになってしまう。

  • koji さん

    この書に関しては多くを語りません。不器用で生真面目で頭がスマートでアウトレイジで素直で寂しがりで人を楽しませるパフォーマーで稀代のモテ男で、最高にカッコ良かったショーケン。ありがとう!!そして死を覚悟しながら強烈な生きざまを見せた最終章に只々感服。

  • Takashi Takeuchi さん

    高校生の時に深夜の再放送で観た『傷だらけの天使』にヤラレた。今でも同じショーケンの『前略おふくろ様』と並んでにTVドラマの私的史上No1。情けないのにとにかくカッコイイ。今のイケメン俳優に修ちゃんみたいな役はできないだろう。その前にコンプライアンスに縛られた現代ではあんなドラマは作れないんだろう。彼が起こしたスキャンダルからイメージされる姿に反して作品に対しては真摯に取り組むアーティストであり、その熱量も含めて時代に選ばれた天才だと思う。

  • 学び舎くるみ さん

    「傷だらけの天使」のオープニングの動画をショーケンが即興的にアレンジしたことを初めて知った。様々な映画やドラマの制作現場で監督と対立したりアイデアを出したりして、いい作品を作るために真剣に取り組んでいたという。いろんな役に挑戦していたのも、深く考えてのことだったのだ。何を見ても聞いても仕事に繋げて考えてしまう。余命宣告というのも、こんなに心穏やかに振り返りの時間を持てるなら悪くないと思えた。自分に飽きずに生きることを彼から学んだ。遺作となった「いだてん」の高橋是清を見るのが楽しみだ。

  • Roko-san さん

    自分の余命が僅かと分かってからインタビューを受けてこの本が制作されたのですが、最後まで俳優とミュージシャンとしての仕事に情熱を燃やし、奥様との時間を大事にしていたショーケン。もちろん、もっと長く生きたかったのでしょうが、最終的に愛する人と巡り合え、自分が納得できる仕事をできたことに満足されていたのだと思います。常に前進することを考え、アイデアを練り、全力で突き進んでいこうとしているショーケンはいろんな人に騙されても挫けることなく生きてきたからこそ、最晩年に幸せな毎日があったのでしょう。#NetGalley

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