Jazz界最高の巨人でありながら、レコード会社から無視され続けたGilの数少ない正規録音。メンバーのほとんどが邦人で、いま見ても目が眩むほどの名手揃い、当時の日本Jazzのレベルが物凄かったことがよく判ります。ボーナストラックも含め、すべて歴史的な価値をもつ名演ですが、特に最後のLove in the open(take2)は、録音に残されたGil Evans Orchestraの中でも、滅多に聞けないGil Magicの真髄が堪能できます。Gilが亡くなってはや20年、GilとMilesに匹敵する前向きさを持つ人は未だに現れていないですね....