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小説家大岡昇平 単行本

菅野昭正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480823779
ISBN 10 : 4480823778
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan

Content Description

戦後文学史に不滅の輝きを放つ小説群―卓抜な読解に浮び上がる、豊饒な作家の“全体像”。『俘虜記』により作家として出発、ベストセラーとなった『武蔵野夫人』『野火』『花影』、完璧主義による壮大なレクイエム『レイテ戦記』。さらに『事件』、『堺港攘夷始末』まで―歴史の激流の中で誠実な歩みをつづけた小説家大岡昇平の“ながい旅”の軌跡を、透徹した作品分析によって描き出す。

目次 : 小説家の生誕/ 俘虜の家の記録/ 情熱恋愛の心理とその彼方/ 深淵をさまよう敗兵/ 政治の地平に近づいて(崩壊の叙事詩/ ハムレット変奏)/ 女たちをいとおしむ哀歌/ レイテ島の闘い、および闘いを超えて/ 歴史が小説になるとき(先駆ける者の悲劇/ 空しい犠牲を悼んで)/ 愛と裁判について

【著者紹介】
菅野昭正 : 1930年生まれ。フランス文学者、文芸評論家。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パブロ

    影響されやすい私は、この本を読んだだけで「大岡昇平って戦後最大の作家じゃん!」なんて。でも「最大」とは言わないまでも、「偉大」な作家なのは確かだろうな〜。簡潔で明晰、真実にとことんまで肉薄する文体。これが私の大岡昇平のイメージ。この本は大岡昇平がいかに文体を獲得し、精緻な構成を紡ぎだしたかを解明していく。さらにこの本が面白いのは、未完の小説を取り上げて、中絶せざる負えなかった理由までを解き明かしていること。あぁ、本を読むというのはここまで掘り下げないといけないんだ…私の読みの浅さといったら…ちょっと絶望。

  • T. Tokunaga

    著者の感想は入るし典拠は曖昧だし、本格的評伝とはいいがたい本。

  • lovejoy

    ★★★★

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