使える哲学 私たちを駆り立てる五つの欲望はどこから来たのか 講談社選書メチエ

荒谷大輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065238271
ISBN 10 : 4065238277
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

本書は、「富」、「美」、「科学」、「正義」、「私」という誰もが重視して生きている五つの価値が私たちにどんな魔法をかけているのかを解き明かします。これらは、どの時代、どの場所でも同じだったわけではなく、歴史の中で生み出され、進化してきた魔法なのです。本書は、その魔法を解くために近年の出来事から出発して、歴史の地層を掘り進め、徐々に深度を下げていく作業を実演します。時間の流れを逆行する新たな哲学史で真の自由を手にしよう!

目次 : 1 富―「承認」への欲望(二〇一九年:「富」の魔法/ 一八六七年:マルクスの価値形態論/ 一七五九年:アダム・スミスの道徳論/ 一五一七年:プロテスタント神学の救済論)/ 2 美―「尊さ」への欲望(二〇一九年:「美」の消費/ 一九七九年:「大きな物語の終焉」/ 一八〇〇年:「芸術」という神話/ 一五九〇年:「何かよくわからないもの」の優美=恩寵)/ 3 科学―「進歩」への欲望(二〇二〇年:「科学」の信仰/ 一九六二年:クーンの「通常科学」/ 一五四三〜一六八七年:近代科学の「パラダイム)/ 4 正義―「権利」への欲望(二〇一七年:「正義」の揺らぎ/ 一九六二〜七一年:リベラリズムの「理想」/ 一六九〇年:自然権のゆくえ)/ 5 私―「ありのまま」への欲望(二〇二〇年:「私」の全肯定/ 一七八一年:カントの「理性」/ 一六四一年:デカルトの「コギト」/ 一九二三年:無意識を操作する広告技術)/ 欲望の哲学史から未来へ

【著者紹介】
荒谷大輔 : 1974年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、江戸川大学基礎・教養教育センター教授。専門は、哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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