定本荒巻義雄メタSF全集 別巻 骸骨半島 花嫁 他

荒巻義雄原作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779121081
ISBN 10 : 4779121086
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

北海道新聞文学賞に輝いた詩集『骸骨半島』は、荒巻義雄の詩的才能が一気に開花した作品。「SF作家が詩を書いたのではなく、詩人がSFを書いた!」と独得の言い回しをする知られざる荒巻ワールド!特典として「メタ俳句自選百句」、「花嫁」などの幻の短編&ショート・ショート集、そして、本全集のあとがきにかえて特別に書き下ろした「SF作家の幻視眼―未来はどうなるか?」を収録!

【著者紹介】
荒巻義雄原作 : 1933年、小樽生まれ。早稲田大学第一文学部、北海学園大学短期大学部土木科卒業。家業を継ぐために帰郷したのち、1965年に北海道SFクラブの同人誌『CORE』創刊時より参加。1970年、独自のSF論「術の小説論―私のハインライン論」を引っさげた硬派の評論家として、また日本SF第一世代では筒井康隆、山野浩一と並ぶ思弁小説(スペキュラティヴ・フィクション)、転じてはメタSFの書き手として『SFマガジン』に華麗なデビューを飾り、J・G・バラード、フィリップ・K・ディックらが展開していた欧米の先端的ニューウェーブSFと共振する「大いなる正午」「緑の太陽」「トロピカル」といった傑作群を次々と書き上げた

巽孝之 : 1955年、東京生まれ。アメリカ文学者、SF評論家。日本SF作家クラブ会員。現在、慶應義塾大学文学部教授。コーネル大学大学院修了(Ph.D、1987)。主著に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)、Full Metal Apache(Durham:Duke UP,2006、2010年度IAFA「国際幻想芸術学会」学術部門賞)ほか。編著に『日本SF論争史』(勁草書房、2000年、第21回日本SF大賞)、編訳書にダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(トレヴィル/水声社、1991年/2001年、第2回日本翻訳大賞思想部門賞)ほか多数

三浦祐嗣 : 1953年、札幌生まれ。SF研究家。北海道大学工学部卒業。1976年に北海道新聞社に入社し、編集委員、文化部長などを務め、2013年2月に退職。イスカーチェリSFクラブ元会長。第12回日本SF大会「EZOCON」実行委員長。短編「軌道交差」で第1回SFファンジン大賞(創作部門)を受賞。全日本中高年SFターミナル同人。2014年に北海道立文学館で開催された「荒巻義雄の世界」展実行委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スターライト さん

    本書を持って「定本荒巻義雄メタSF全集」が完結。氏の詩集『骸骨半島』に加え、メタ俳句、短篇、ショートショートで構成。残念ながらぼくには詩心がないので、詠まれた詩の情景等をうまく汲むには至らなかったが、数学用語を使うなど荒巻氏らしさが充分出ていたように思う。短篇では、進化論に一石を投じる作品があり、驚いた。何だか石原藤夫の惑星シリーズに出てきそうな話だった。巻末のあとがきは、荒巻の社会観・未来観をうかがい知ることができるものになっていて、興味深い。

  • ∃.狂茶党 さん

    収録作中『パンフー・ヤクザ』は発表時に読んでいる。サイバーパンクを演じた作品で、黒丸尚の訳文によるギブスンを多大に意識しているが、物語的にはスターリングよりかもしれない。数十年ぶりに再読すると、風忍みたいなものを感じる。寄せられたシャイナーの文章に、アメリカから見る日本の繁栄がつかの間であったことを知る。

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人物・団体紹介

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荒巻義雄原作

1933年、小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学園大学で土木・建築学を修める。日本SFの第一世代の主力作家の一人。2023年、『小樽湊殺人事件』(小鳥遊書房)刊行。『SFする思考』にて第43回日本SF大賞受賞。現在も生涯現役をモットーに、作家活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に

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