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ISBN 10 : 4000114239
Content Description
一六世紀の西アジア・南アジアには、オスマン、サファヴィー、ムガルの三帝国が鼎立した。各帝国は、中央集権的な支配体制により、多宗教、多民族、多様な社会規範を内包する地域社会を有機的に結び付け、「近世」アジアの繁栄を現出させた。三帝国の遺産がやがてこの地域の「近代」の礎となる―多様性への柔軟性と、イスラム優位のもとでの多宗教の共生を特徴とするこの地域の「近世」を、法秩序、王権の正統性、思想、ジェンダー表象、交易などの視点を交えて豊かに描き出す。
目次 : 展望 Perspective(西アジア・南アジアの近世帝国)/ 問題群 Inquiry(近世のオスマン社会/ サファヴィー帝国におけるシーア派法秩序の形成/ ムガル帝国における国家・法・地域社会)/ 焦点 Focus(オスマン王権とその正統性―血統、聖性、カリフ/ シーア派世界の深化(一六世紀‐一八世紀)/ デカン・南インド諸国家の歴史的展開/ バルカンにおけるイスラム受容―ボスニア・ヘルツェゴヴィナの場合/ 絵画に描かれた女性たち/ 地中海さまざまな繊維や織物が行き交う場/ ナイル灌漑をめぐる近世エジプト社会と帝国)
【著者紹介】
林佳世子 : 1958年生。東京外国語大学学長。西アジア社会史・オスマン朝史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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MUNEKAZ
読了日:2023/04/07
ポルターガイスト
読了日:2024/05/29
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