挑戦する脳 集英社新書

茂木健一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206517
ISBN 10 : 4087206513
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
追加情報
:
222p 18cm

内容詳細

日本を取り巻く困難はより深いものになっており、私たちは先の見えない日常を送っている。だが、このようなときにこそ、人間の脳が持つ「挑戦」の素晴らしい能力が生きてくる。脳はオープンエンドなシステムであり、試験に直面したときにこそ新たな力を発揮するのだ。私たちの日常の中に「挑戦」は遍在している。人間は誰もが、経験したことのない新たな世界と出合い、自分の存在を確立しようと奮闘して生きている。困難さを力に変えて生きるために、私たちはどうすればよいのか?さまざまな事象をもとに論じる、著者渾身の書。

目次 : 暗闇の中を手探りで歩く/ 発見の文法/ 「挑戦」の普遍性/ 非典型的な脳/ 誰でも人とつながりたい/ 偶然を必然とする/ 盲目の天才ピアニスト/ 欠損は必ずしも欠損とならず/ 脳は転んでもただでは起きない/ 笑いが挑戦を支える/ 日本人の「挑戦する脳」/ アンチからオルタナティヴへ/ 挑戦しない脳/ 死に臨む脳/ 臨死体験/ 自由と主体/ 「自由」の空気を作る方法/ 地震の後で/ できない/ リヴァイアサン

【著者紹介】
茂木健一郎 : 1962年生まれ。脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。『脳と仮想』で第四回小林秀雄賞、『今、ここからすべての場所へ』で第十二回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ばりぼー さん

    人間の脳は「オープン・エンド」、生きている限り学び続け、挑戦し続ける。その理由は端的に言えば、「新しい風景」を見たいから、ということに尽きる。ドーパミンを放出する神経細胞は何かうれしいこと(報酬)があったときに活動するが、何度も同じ刺激を提示されると次第に馴化が起こり活動レベルが低下する。ある程度間を置けば馴化の効果も消滅するが、脳の記憶システムは長期の固定化に向かう働きがあり、正真正銘の「生涯で始めて」でなければ、最大の活動が見られないケースも存在する。挑戦することは、私たちの存在理由そのものである。

  • Humbaba さん

    同じ場所にいつづけようとすれば,結果的には衰退していくしか無い.それを避けようと思えば,新しいことに挑戦することが求められる.人間の脳には,挑戦を可能にする素晴らしい能力が備えられている.

  • みつか さん

    どうしたら良いかという具体的な方法論は展開されず、それは個々人の自由な脳の挑戦に委ねていこうという著者の意図を感じた。執筆中のさまざま世界におこっている出来事と著者専門である脳科学、哲学の考察をまじえて、読み物として面白い。

  • ビイーン さん

    著者の考えが定まっていない印象を受けた。著者自身が挑戦している本なのだろう。

  • それん君 さん

    ある情報が入ってこなくなることは、その実は大きな自由の獲得につながるという一文は今読んでる獄中記にも共通するところがある。 死ぬまで何かに貪欲に挑戦しつづけて気づいた時にはパッと散れたらいいなと思う。そのためには他人と比べずに自分が自己の中で価値基準を作ることが必要があると思った。挑戦に於いては既存の肩書きが柵になることがある。内から湧き出る生命力を死ぬまで維持し続けるには明治の偉人みたいな挑戦が必要ということなのかな??

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人物・団体紹介

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茂木健一郎

脳科学者。1962年、東京都生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。東京大学大学院特任教授(共創研究室、Collective Intelligence Research Laboratory)。東京大学大学院客員教授(広域科学専攻)。屋久島おおぞら高校校長。東京大学理学部、法学部卒業後

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