別冊NHK100分de名著 読書の学校 苫野一徳 特別授業「社会契約論」 教養・文化シリーズ

苫野一徳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784144072642
ISBN 10 : 4144072649
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
141p;21

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読書メーターレビュー

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  • Speyside さん

    哲学者・教育者の苫野一徳さんが語るルソーの『社会契約論』。オンライン講演会を何度か見たが、善意の塊みたいな印象の人で、文章からも人柄がにじみ出ている。とは言え流石哲学徒、議論にナイーブなところはなく、ロジカルでとてもわかり易い。「すべての人々と結びつきながら、しかも自分にしか服従せず、それ以前と同じように自由であり続ける」ための「一般意志」を見出し「社会契約」を結んでいくこと。あからさまな個別意志が幅を利かせ、格差や排外主義などで民主主義が危機に瀕している現代だからこそ、学び直すべき重要な原理だと感じた。

  • 加納恭史 さん

    社会契約論は難しく進まないが、途中のまとめで、この本を読む。初級としては良くまとまっている。貧困、格差、排外主義、・・色々な山積みする課題を乗り越える為に今こそルソーの「社会契約論」を読む必要がある。ルソーは哲学と歴史と共に政治論を展開する。その思想の展開は二百五十年経ても色あせない。ハンナ・アーレントの全体主義の批判さえ、ルソーは君主制、貴族制、民主制の比較で既にその腐敗に陥り安いそれぞれの欠点を歴史的に解説した。ルソーはジョン・ロックやホッブスと共に社会契約論を比較く、検討する。その啓蒙思想の原点。

  • ゴリゴリさん さん

    哲学とは:「本質洞察に基づく原理の提示」主権とは「自分たちのことは自分たちで決めるという自由」 誰かに一方的に支配されるのではなく、自分たちのことは自分で決める。もし私達がその自由を手放したくないのであれば、すべての人の自由が対等に認められ、尊重される仕方で「社会契約」を結びなおすほかない。 一般意志:「みんなの意思を持ち寄って見出された、みんなの利益になる合意」のこと。「みんなの利益になる合意」を見つけ出していく。みんながみんなの中で自由になるための世界を私達が取り組くむこと。みんなを尊重すること。

  • かずぼん さん

    社会契約論という社会全体のあり方を論じた本とエミールという教育を論じた本が同じ年に発刊されているというのは初めて知った。著者の主張するように、社会の仕組みを変えるには、教育の力が必要だと改めて思う。その一方でルソーそのものの人物像について知ると、意外な一面も多く、時代的な社会背景もあるにしても、なかなか辛い人生を送ってきたこともわかった。

  • たくみくた さん

    72冊目。自然状態では人は欲望のままに行動する。これでは、安心して生活を送ることはままならない。だから、お互いに社会契約を結ぶことでの自由を得る必要がある。完全無欠の真理なんてありえない世界で、全員の意思を反映した一般意志を大切にすべき。言うは容易く行うは難しだが、そのためにこそ教育が必要というのは納得。

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