本を読めなくなった人のための読書論

若松英輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750516080
ISBN 10 : 4750516082
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
179p;18

内容詳細

本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン。だから、読めないときは、無理をして読まなくていい。読めない本にも意味があるから、積読でもいい。知識を増やすためではなく、人生を深いところで導き、励ます言葉と出会うためにする読書。その方法を、あなたと一緒に考える。

目次 : はじめに 読書という不思議な出来事/ 第1章 待つ読書(読書は対話/ 読めないときは、読まなくてもよい/ 「正しい」読み方など存在しない ほか)/ 第2章 言葉と出会う(図書館へ行く/ 素朴な本に出会う/ 言葉とコトバ―もう一つの言葉を読む ほか)/ 第3章 本と出会う(素朴な言葉/ 「読む」という旅/ 言葉の肌感覚を取り戻す ほか)/ おわりに 読めない本に出会う

【著者紹介】
若松英輔 : 1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家、東京工業大学リベラルアーツ教育研究院教授。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    若松さんの本の3冊目です。いままでは分厚い硬い本でしたがこれは一般の人向けに書かれた読書論です。あまり肩を張らずに自由に読めばいいのではないかということをいわれています。また積読でもいいとも言われています。無理をして読む必要はないと書かれています。私などは肝に銘じたいところなのですが貧乏性なのでしょうね。

  • trazom さん

    若松さんは好きだけれど、30分足らずで読めるこの本はどうだろうか…。それでも、いつもながら、心に残る言葉に出会う。私が共感したのは二点。第一点は「ひとり」になることの大切さ。ネットワークばかりが強調される時代だからこそ、自分と向き合うひとりの時間が大切だと思う。若松さんは「読書は、ひとりであることと対話が同時に実現している」と言う。もう一点は「「読む」ことと「書く」ことはとても近い関係にある」との指摘。「読む人と書く人が同時に働くとき、読むだけの人の目には決して映ることのない新しい意味を感じ始める」と。

  • KAZOO さん

    若松さんの読書に関する本を取り出して再読しました。わかりやすい例などを用いて読書論を堅苦しいものにしていません。読書論というと難しく感じますがこの本ではわかりやすく説明されています(長く読まれている本、厚くない本、薄い本、手ごろな値段の本を目安としましょう)。文字も大きく年寄りにはありがたい本です。

  • (C17H26O4) さん

    「本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン…読めない本にも意味があるから、積読でもいい」表紙袖の数行で泣きそうだった。そして実際ほぼずっと泣いていた。溢れる感情に戸惑ったしどうかしているとも思った。けれどわたしは分かっている。こんなにも泣いたのは、本や言葉との出会いや関係について書かれていることに自分の個人的な事柄を重ねるようにして読んだからだ。最近感じていたこと、考えていたことに符号することがあまりに多く、一文一文が心の奥まで沁みた。出会うべき時に出会い、読むべき時に読んだ本としか言いようがない。

  • Tenouji さん

    こちらも、著者の意向に反して一気読み。読書とは本との対話…「言葉」を通した「自分」との対話である。「自分」という、わからないものに対する不確実性をなくす一手段と考えるといいかも。読書だけでなく、旅なども、あらゆる事を、「対話」という視点で見てみると、自分の「対話」の傾向というものが、見えてきそうだな。

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