政治学をつかむ TEXTBOOKS TSUKAMU

苅部直

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641177154
ISBN 10 : 4641177155
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
330

内容詳細

新しい政治学入門テキスト。現代に深く関連する19世紀からの時間の中で、政治はどう変わってきて今後どの方向に向かうのか、そして政治学はこの歴史と現状をどうとらえてきたのかを考える。

【著者紹介】
苅部直 : 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学法学部教授(日本政治思想史)。主な著作に、『丸山眞男―リベラリストの肖像』(岩波新書、2006年、サントリー学芸賞受賞)ほか

宇野重規 : 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授(政治思想史、政治哲学)。主な著作に、『政治哲学へ―現代フランスとの対話』(東京大学出版会、2004年、渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトン・ジャパン特別賞)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年、サントリー学芸賞受賞)、ほか

中本義彦 : ヴァージニア大学大学院政治学部博士課程修了。Ph.D.(国際関係論)。現在、静岡大学人文学部教授(国際政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Haruka Fukuhara さん

    いい教科書。平易で魅力的な記述。一点EUを扱った項で2011年刊の割にあまり移民問題の危機感がない様子に驚いた。EUの研究者はEUを称賛し過ぎて潜在的な問題を軽視する傾向があるように見える。当時の移民状況がどうだったのかわからないが、5年後には移民問題が主因となってEUの存続が危ぶまれていることを思うと専門家ならリスクをもっとしっかりと把握して指摘できたのではないかと文句を言いたくなる。(逆に日本の現状や未来について学者は総じて点が辛い気がする)

  • denz さん

    政治思想や学説史を中心にした伝統的な政治学とも、アメリカの社会科学としての「現代政治学」とも異なり、人々が普通に政治というものを考える際に思い浮かぶテーマを幅広く掲載している。類書と異なる特色は、参照文献や参考文献に2000年代以降の「最新」の研究成果を挙げていることか。その点に「現代」の政治学を意識している。また、最終章の「政治学のこれから」は現在進行形の問題について政治学はどのように考えるかというテーマであるが、それだけに一方の物の見方だけではなく、事実関係だけの方が読者に考える事を促すのではないか。

  • ぽん教授(非実在系) さん

    政治学の入門書として、伝統的な思想や歴史、外交や現代政治など、基本的な論点は抑えているしわかりやすい。教養過程向けであるため突っ込んだ話にはあまり触れず、見方を紹介する色が強い印象。 最後のあたりの新しいテーマは面白い反面、新しい分十分な議論が出来ていない分野でもあるので本書でも議論が粗いようにも見えるのが難点か。

  • ミカド さん

    政治学の入門編といえる教科書。基本的な論点は押さえられているが深く突っ込んだ議論はされておらず、はしがきにあるように一般教養として政治学を学ぶには丁度いい。第4章までについては基本的な論点が列挙されているが最終章はこれからの現実政治において特に議論を深めていかなければならない分野について記載されている。これから政治学を本格的に学びたいと思っている人、あるいはそうではない人にも興味を持たせる記述となっている。

  • kozykozykozy さん

    行政学や行政法のテキストは読んだことあったけど、政治学はなかったので読んでみた。入門書として書かれており、さほど難儀せずに読めました。個人的にはアリストテレスやマキャベリといった古典についてもう少し深く知りたかったと思いましたが、その代わり、グローバリゼーション、EU、戦争責任問題、環境問題など、新し目のイシューが取り上げられています。とにかく読みやすいです。

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人物・団体紹介

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苅部直

東京大学法学部教授、博士(法学)。1965年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。東京大学法学部講師、同助教授を経て現職。専攻は日本政治思想史

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