『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕 PHP新書

花田紀凱

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569837116
ISBN 10 : 4569837115
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;18

内容詳細

競い合うように数々のスクープを連発し、権力に挑み、大物のクビを飛ばし、事件の真相を追い、人間の真実を描いてきた両誌。週刊誌メディアは、なぜこれほどの力があるのか?そもそも、いかに週刊誌というメディアがつくられたのか?スクープをものにすべく記者たちはどう動くのか?権力やタブーといかに闘うか?新聞メディアの驚愕の劣化とは?週刊誌が描いた事件の裏側の人間模様とは?そして、これからメディアはどうなるのか?両誌の歴史と内幕を知り尽くした巨頭OBの二人(元『週刊文春』編集長と元『週刊新潮』副部長)が、すべてを語り尽くす!

目次 : 第1章 『週刊文春』と『週刊新潮』のつくり方―そのウラ側を徹底暴露(「この、ハゲーっ!」で一五〇〇万円/ テレビ局が週刊誌スクープに群がる理由 ほか)/ 第2章 ファクトを歪める新聞vs圧力と闘う週刊誌―現代日本のメディア構造(新聞ジャーナリズムは徹底的に堕落した/ 主義主張のためにファクトを歪める ほか)/ 第3章 タブーに挑み、偽善に斬り込む―編集者の動機と本音(新聞、テレビが批判できないタブーと闘ってきた/ 『第三文明』に載った白いブレザー姿 ほか)/ 第4章 日本を震撼させた週刊誌の衝撃スクープ―その全内幕(「なんで生きていけるの?」―週刊誌記者の生活/ 掲載記事やタイトルはいかに決められるか ほか)/ 第5章 週刊誌に未来はあるか―新たな時代のジャーナリズムの可能性(「情報ビッグバン」を象徴する朝日新聞社長辞任/ 週刊誌は他のメディアでは及びもつかぬことをやれ ほか)

【著者紹介】
花田紀凱 : 1942年、東京生まれ。東京外国語大学英米語科卒。66年、文藝春秋入社。88年、『週刊文春』編集長に就任。六年間の在任中、部数を五一万部から七六万部に伸ばす。現在、月刊『Hanada』編集長

門田隆将 : ノンフィクション作家。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして十八年間にわたり、八〇〇本近い特集記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おいしゃん さん

    ライバル誌同士の対談ということで、はじめは雲行き怪しい部分もあったが、読むにつれて互いに共通する週刊誌報道への熱い想いが伝わってきた。

  • reo さん

    本文より「テレビのワイドショーでコメンテーターと称する人たちが権力の監視が重要だなどと言うのをよく耳にする。そんな言葉を聞くと、本当に権力の監視の意味が分かっているの。と問いたくなります。権力というのは何も政府与党だけではなく朝日新聞や日弁連や朝鮮総連とか創価学会だって巨大な権力です。このような巨大な権力と闘ったことのない人に限って権力の監視が重要だなどとご高説を垂れる。〈中略〉こうした権力すべてに闘いを挑んだのが、告発型ジャーナリズムの『週刊新潮』と『週刊文春』だと思う」と。正しく言わずもがなの思い。

  • templecity さん

    元編集長の対談本。インターネットの普及によって権力を持っていたメディアが衰退する中、気を吐いている。朝日の捏造など鋭く指摘。ろくに検証もせずに掲載していた慰安婦捏造など。最近は個人の権利を主張して、読者の知る権利が侵害されている。名誉棄損の賠償額の上限を上げるなどの動きもある。コンクリ事件なども少年法をよく読むと分かることだが、非行を防ぐとあるが、既に重大な犯罪を犯しているので文春は実名報道に踏み切った。裁判官を叩くと言うようなこともしている。(続きあり)

  • hk さん

    「週刊新潮の歩いた後にはペンペン草もはえない」と畏怖される取材力をもとに数々の特大スクープを世に出してきた週刊新潮。その好敵手である週刊文春は80年代にエロ路線から撤退し女性をもターゲットにする戦略で部数を激増させ、ついに新潮をぬいて業界一位に躍り出た。本書ではこの二誌の功労者が腹を割って週刊誌メディアの変遷から現下の諸問題までを硬軟織り交ぜて語っている。「新聞・テレビを報道メディア」「文藝春秋をはじめとする月刊誌を論評メディア」「週刊文春や週刊新潮を告発メディア」とする峻別は腑に落ちるものがあった。

  • Lila Eule さん

    週刊誌には、負の印象が強い。お騒がせ商売と。誠実な社会につけ入る商売人との印象もあった。それが、朝日を始め大手のメディアがそれ以上に、社会に背信している事を知った今、週刊誌の功に気がついた。まともな取材と編集があったらしい。風前の灯のプロ記者たちは、途絶えてはならぬと納得。安手の記事と偏向捏造編集を繰り返す衆愚新聞は買うまい。信用できる記事を買うことが正義らしい。週刊誌の俗悪な告発より、新聞テレビの偽善と嘘は、罪深く、詐欺である事がよくわかる。

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