灯をともす言葉

花森安治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309021959
ISBN 10 : 4309021956
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
197p;20

内容詳細

美、世の中、戦争、おしゃれ、政治…「暮しの手帖」初代名物編集長の、人生を照らす言葉集。

目次 : 美について/ この国について/ 私たちの暮しについて/ 造ること、売ること、買うことについて/ 装うことについて/ ぼくの仕事、そしてジャーナリズムについて/ 戦争について

【著者紹介】
花森安治 : 1911年神戸市生れ。東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業。佐野繁次郎のすすめで、在学中から伊東胡蝶園(のちパピリオ)宣伝部で働く。戦時中は大政翼賛会宣伝部で国策宣伝の仕事を担う。46年、大橋鎮子と共に衣裳研究所(のち暮しの手帖社)を設立し、雑誌「スタイルブック」を創刊。48年、「美しい暮しの手帖」(のち「暮しの手帖」に改題)を創刊し、取材執筆から誌面のデザイン、表紙装釘にいたるまでを自ら手がけ、生涯にわたり編集長を務めた。72年、『一銭五厘の旗』で読売文学賞を受賞。78年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ さん

    ぼくには一本のペンがある。絶えず努力する手だけが、美しいものを作り上げる。美しいものを素直に美しいと思える、あの感覚を失くしたくはない。美しさを知らない者の前に花ひらくわけがない。こころ次第である。そのことを忘れていないだろうか。…冬の青空を沁々と見ることをしなくなった。春の気配を探さなくなった。名も知らぬ雑草をいとおしく思わなくなった。目が澄んでいないと見えないのだろう。…気がつくのが遅すぎても、気がつかないよりはましだろう。心のゆとりが失われてしまう前に、灯りをともそう。私たちの未来に語りかけている。

  • ホッパー さん

    花森安治さんの言葉を集めた本。ぼんやり暮らしていた自分を、目が覚めたような気にさせてくれる。昔に語られた言葉たちだけれど、今読んでも全く遜色なく見えるのは真理をついているからなのでしょう。

  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】 さん

    無印良品のお店に展示されていて知った本。「暮らしの手帖」の編集長、花森安治の言葉を詩のように編集して一冊にまとめている。「夏に、セビロを上下キチンとつけている奴と、アロハシャツを着こんでいるのとくらべて、どちらがいいかと言うなら、モチロンのこと、アロハシャツの方が立派である」パラっと、開いたページにでてきた言葉にはっとさせられた。「美について」、「私たちの暮らしについて」、「装うことについて」など、心に灯をともしてくれる言葉にあふれた一冊。表示も素敵です。

  • 頭痛持ちの寺 さん

    スカートを履いていたという伝説を持つ『暮らしの手帖』初代編集長・花森安治名言集。わかりやすい言葉できちんと語るその文章は静かな怒りを湛えている。反戦反権力反骨精神横溢で心地好い。言葉の端々に懐かしい昭和の雰囲気を感じる。是非手に取って見てほしい。巻末の紹介文を読むと、戦時中は大政翼賛会で国策宣伝の仕事をしていたというのが意外であった。

  • ナナホシ さん

    「暮らし」とは何たるか。著者の言葉は新たに編集、抜粋したもの。カネがかかっていればイイもの、美しいもの。モノの本質を捉えることなく浪費されていく時代。そんなものに一喜一憂し、人に対しても同じような捉え方になっている。著者は戦争も経験しており、だからこそ伝えられる言葉たちが載っています。戦争を知らない世代が増え「何故戦争をしてはならないのか」国を守ることとは私達が文字通り盾になることになる。そのことを私達は本当に理解しているのだろうか。私達は大義名分に隠されている本質を捉えなければならない。

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