雲の影 王国記 4 文春文庫

花村萬月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167642075
ISBN 10 : 4167642077
フォーマット
出版社
発行年月
2006年02月
日本
追加情報
:
16cm,286p

内容詳細

アスピラントの教子とともに修道院を脱け出し、長崎・五島列島を訪れていた朧は、教子に「王国」を目指していることを告白する。隠れキリシタンの島で深く感応しあう二人に、“ヴィジョン”は到来するのだろうか?『ゲルマニウムの夜』に始まる『王国記』シリーズ第四弾は、『雲の影』と『PANG PANG』の二編を収録する。

【著者紹介】
花村萬月 : 1955年東京生まれ。中学を卒業後、オートバイで日本全国を放浪し、様々な職業に就く。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞し、小説家としてデビュー。1998年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』(『王国記』シリーズ第一弾)で第119回芥川賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 東森久利斗 さん

    潮の満ち引きのように寄せては返す、雲の影から地上の世界へと差し込む光芒の如く、登場人物の言動や行動、行間に見え隠れする神の世界、神々しくも荒々しい不可侵な領域、著者の宗教観。「PANG PANG」が秀逸。

  • ひつじねこ さん

    神とは何か。昔から人は神を崇め、同時にその存在を疑ってきた。それは神を「自己に対する他者」と同等の扱いをすることと変わらない。結果として多くの人は、神に対して「何処かにいるエラい人」程度の認識しか持っていなかったのではないか。しかし数少ないホントウの宗教者にとって、神とは「自分の中にあるもの」だったのだろう。自分の中にありながら自分を超越したイメージ。きっとそれを、本書ではヴィジョンと呼んでいる。そう考えると偶像崇拝禁止の意味がわかってくる。偶像になると、神が五感で認識できるものに堕ちてしまうのだ。

  • uni さん

    だんだんと話が宗教の確信に迫ってるようで、じわじわ面白いし、少し敷居が高くなってきたなと感じます。日本はやはり宗教に対してどこか投げやり。

  • 山一工房 さん

    読んだ。止まることなくぐいぐい読んだ。

  • boya さん

    うーん...

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人物・団体紹介

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花村萬月

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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