父の文章教室 集英社新書

花村萬月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087202724
ISBN 10 : 4087202720
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
18cm,236p

内容詳細

父から受けた狂気の英才教育…。芥川賞作家・花村萬月が、これまでの人生で唯一受けた教育の記憶を辿り、己の身体に刻み込まれた「文章作法」の源泉に向き合った、初の本格的自伝。巻末に父の死を描いた掌編を収録。

【著者紹介】
花村萬月 : 1955年東京生まれ。サレジオ中学卒。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第二回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。98年『皆月』で第一九回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、大長編『王国記』の序にあたる『ゲルマニウムの夜』で第一一九回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カザリ さん

    勉強のスパルタを受けた子供はけっこういるけど、その結果、東大とか医者になる程度のまともな人間になってしまうあたり、あくまでもよくある知識詰め込みの教育なのかなと思う。幼いころの読書はたしかに著者の思考や文章のうまさに表れていると思うんだけど、それだけじゃない気もする。年端もいかないうちの教育をその後、自分から進んで課すようになったときに、才能の有無が発揮されるんじゃないかな。教育はあくまでもきっかけにすぎないと思う。はまるかはまらないかは、その人間の器かな。

  • James Hayashi さん

    小説の書き方でも教えてくれるのかと想像していたが、実は著者の特異な自伝というか、父との関係とスパルタ教育。以前は遊び人で小説家になった事にラッキーな人と思っていたが、その実力は少年時代に養ったものらしい。ピリピリした父子関係。まともに小学校も出ていない著者が、絵の才能を見抜かれ父親に英才教育を施された。あまり読書もせず新聞も読んだことがないというが、知識は持ち合わせている。この親にしてこの子あり。努力しても彼の足元にも及ばないと痛感した。

  • KAZOO さん

    子供のころの父親との葛藤がよく書けていると思いました。すごいスパルタ教育であったことがわかります。父親の死後は、花村さんのよく書いている小説のような生活になったようです。しかしながら幼少時のつめこみが将来にも役立ったということでしょう。

  • スリーピージーン さん

    やっぱり作家って変な人が多い。じゃないと読者はつまらない。お父上も今の世なら作家になれていたかもしれない。これは連載をまとめたものだけど、ひとつの小説としても、育児書としても、もちろん自伝としても深みがあっておもしろい。かえるの子はかえるってこういうことか?

  • i-miya さん

    ドヤ街、山谷。ドヤはヤドをひっくり返した言葉。正男さん=父、出産費をなんとか、と母、しかし逃げた父。実は私も逃げ出す血、なのです。美術出版社『見えるものとの対話』(ルネ・ユイグ)、中山公男・高階秀爾訳がおすすめとのこと。17歳のときに読んだ、言語の抽象性の高さ、絵画と言葉。

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