藪の中 講談社文庫

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062764599
ISBN 10 : 4062764598
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
追加情報
:
15cm,155p

商品説明

わたしが搦(から)め取った男でございますか? これは確かに多襄丸(たじょうまる)と云う、名高い盗人(ぬすびと)でございますーー。馬の通う路から隔たった藪の中、胸もとを刺された男の死骸が見つかった。殺したのは誰なのか。今も物語の真相が議論され続ける「藪の中」他、「羅生門」「地獄変」「蜘蛛の糸」など、芥川の名作、6編を収録。

内容詳細

わたしが搦め取った男でございますか?これは確かに多襄丸と云う、名高い盗人でございます―。馬の通う路から隔たった藪の中、胸もとを刺された男の死骸が見つかった。殺したのは誰なのか。今も物語の真相が議論され続ける「薮の中」他、「羅生門」「地獄変」「蜘蛛の糸」など、芥川の名作、6編を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    表題作が印象に残りました。各々の登場人物の告白が各々の立場で告白され、挙句の果てには巫女の口を借りたる死霊(つまり殺された男)まで告白に加わる始末で(w)、一体何が真実なのかはまさに藪の中、というかむしろカオスです。しかし、各々の告白はどれも真実なのではないかと思いました。本物語は何が真実かというのを暴くのではなく、各々にとっての異なる真実(心情)を露わにし、人間の心情はここまで各々で違うのですよと示唆しているのではないかと思いました。

  • みあ さん

    実は教科書以外で芥川龍之介を読むのはこれが初めてである。小学生の時に「地獄変」を読んであまりの恐ろしさに言葉を失ってしまった。この本に収められているのは「藪の中」、「羅生門」、「地獄変」、「蜘蛛の糸」、「杜子春」、「鼻」である。いずれの作品も人間の業としか言えない残酷な美しさがある。「藪の中」が一番好きだがやはり印象深いのは「地獄変」である。高名な絵師良秀が娘が焼け死ぬところを見つめそれを描き上げる、芸術というものの深淵をえぐった傑作だと思う。そして良秀は間違いなく芥川である。自分の業を芸術と化したのだ。

  • ehirano1 さん

    信じるか信じないかはあなた次第!〜セキタクスゼイアン、というのではなくてwww、メタの塊のような本書。いかようにも解釈出来ていかようにも箴言を得ることが出来ると改めて思わされます。

  • ちょろこ さん

    人間って…の一冊。人間の裏側のあんな部分やこんな部分…これはまるまる一冊、人間という生態について説明されているような…事典のようなそんな気がした。表題作「藪の中」は保身のための証言がいろいろな真相を浮かび上がらせる。読めば読むほどまさに真相は藪の中。それこそ十人十色、いろいろな見解が生まれるのもわかる気がする。有名な他作品にもその先を読者に委ねるような終わり方を感じた。昔は気づかなかった…今思えばなんだかすごい。

  • sk4 さん

    ほほう。これは・・・【 文 豪 ミ ス テ リ ー ! 】 NTRエロい・・・と、一読目はそこばかり気になって仕方がなかったんだけど、終盤にミステリーだという事に気づきすぐに再読。(※NTR=寝取られを主題にしたエロ話) 四人の独白の嘘を見抜き、真相の推理を読者に委ねるリドルストーリー。 実に面白い。 文豪やるなぁ。^ ^

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

1892(明治25)年東京生まれ。東京帝国大学英文学科卒。東京帝大在学中の1914(大正3)年、第一高等学校同期の菊池寛、久米正雄らとともに第三次「新思潮」を創刊。同誌に翻訳と創作を発表する。1916年、第四次「新思潮」創刊号に発表した「鼻」が夏目漱石に絶賛され、注目を集める。従来の自然主義的手法を

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