お家賃ですけど 文春文庫

能町みね子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904302
ISBN 10 : 4167904306
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
226p;16

内容詳細

会社を辞めて、築40年を超えた下宿風アパート「加寿子荘」で暮らし始めたのは22歳の頃。大好きなこの建物を1年で引き払うことになり、そして1年9カ月して、私は「加寿子荘」に戻ってきました。名前と性別を変えて…。著者の25歳から27歳の日常の中で出会った理想の家と愛すべき人々への偏愛・執着を記録した自叙伝風小説。

【著者紹介】
能町みね子 : 1979年北海道生まれ、茨城県育ち。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。現在「週刊文春」ほか多くの雑誌でコラムやイラストを連載。「オールナイトニッポンGOLD」で木曜日のパーソナリティを務める。「久保みねヒャダこじらせナイト」、「ヨルタモリ」(共にフジテレビ)に出演するなど、ラジオ、テレビでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    能町さんは大相撲の番組で拝見して以来、気になっていた。本書を読んで感じた、圧倒的な孤独。そう、孤独なのだけれども辛くない。むしろ、明るい。特殊な才能を感じさせる文章だと思った。

  • Kazuko Ohta さん

    賃貸アパートの入居者が大家さんのところへ行って「お家賃ですけど」と言ったら、「すみません、今月は厳しくて」とか続くのではないかと思ったら、「持ってきました」のほうでした(笑)。性同一性障害の著者が20代後半の数年間を過ごした下宿風アパート、加寿子荘での日々を綴る。性別適合手術の施術前と後、驚きつつも「うふふ」と笑いながら受け入れてくれる加寿子さん。性別なんて些細なことで、「人」を見ているのかもしれません。加寿子さんの年齢が判明する段ではふきました。十や二十の違いも、ごくごく些細なことにちがいない、きっと。

  • 舞 さん

    Kindle地味に面白かった。木造の古アパート二階奥に住む。古きアパートあるあるなネタがてんこ盛り。オーエルとは…普段買わないオーエル雑誌をすきま風が窓から吹くお風呂で読んだり…お隣さんを観察してみたり…。平和な時間が流れるものの終盤で著者は、循環器系の病になり、階段も息が切れて上り降りが大変で「心臓が悪いから階段が大変」というおばあちゃんに抜かれるほど…少しの距離も苦しく「緊急入院」くらい言ってもらえれば楽なんだけど、生殺しだから困る。結局手術。ずっと加寿子荘にいたい、隙間風に季節を感じながら死ぬまで。

  • はな さん

    まさにのろけのようなこの本を読んで、素直にうらやましいと思いました。私も自分の部屋をもっと大切にしよう。いつまでかわからない一人暮らしを楽しみたいです。

  • 橘 さん

    文庫になったので再読しました。能町さんの言葉の選び方が真っ直ぐで、穏やかに読めました。能町さんの作品で一番好きなものは「縁遠さん」だったのですが、今はこの作品が一番好きです。面白かったです。

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人物・団体紹介

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能町みね子

1979年、北海道生まれ、茨城県育ち。エッセイスト、イラストレーター。2021年7月に青森市内に居を構え、東京と青森の2拠点生活を始めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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