パンとスープとネコ日和 ハルキ文庫

群ようこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758437622
ISBN 10 : 4758437629
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
208p;16

内容詳細

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの(サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ)のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。それがアキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た―。泣いたり笑ったり…アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。

【著者紹介】
群ようこ : 1954年東京都生まれ。1977年日本大学芸術学部卒業。本の雑誌社入社後、エッセイを書きはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。その後作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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WOWOWの連続ドラマだった、パンとスープと...

投稿日:2021/04/17 (土)

WOWOWの連続ドラマだった、パンとスープとネコ日和。本が先かテレビが先かはわかりませんが、僕はテレビが先。 大好きな「かもめ食堂」「めがね」と似たキャスト。原作は群ようこさん、主人公は小林聡美さん、近所の喫茶店ママはもたいまさこさん、他にも伽奈さんや光石研さん。 思い切りが良くて自分基準がある主人公が、かもめ食堂の日本人女性のサチエみたいで、かもめ食堂好きにはきっと気に入ってもらえると思う

3rdwind さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️⭐️群さんは9冊目。人間ドックの待ち時間に読みました。群さんの最近の作品は2冊目ですが、先日読んだ、かもめ食堂の国内版と言った感じの作品でした。商売自体は実に順調でしたが、お店の中はやはり女性のみで男性はほぼ出て来ない感じのキャスティングも似ていました。この作品が大きく違うのは題名にもある飼い猫への愛情と別離が、いわゆる猫派の諸氏にはたまらない魅力と愛惜の情を懐かせる点でしょう。私もふとした時に昔飼っていた猫の気配を感じる時があり不思議な想いをする事があります。猫好きの方にはオススメします。

  • さてさて さん

    『三歳のたろ』との暮らしの中で『すっきりとシンプル』にこだわる食堂を切り盛りしていく主人公・アキコの日常が描かれたこの作品。そこには「パンとスープとネコ日和」という書名そのもののほっこりとした世界観に包まれた物語が描かれていました。『素材の味で十分』と繰り返し語られる物語に料理に対する見方が変わるのを感じるこの作品。そんな料理を提供する食堂にもう一人の店員として働くしまちゃんの存在にも魅せられるこの作品。日常を丁寧に描写していく群さんの一貫した筆致にどこまでもほっこりとした気持ちにさせてくれる作品でした。

  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    まるで女性ターゲットのマーケティングありき、のような題名。実際は50歳を超えたアキコが、素人ながらもカフェを経営する奮闘記。群さんの描くヒロインは一本芯が通っていて、真面目なしっかりものが多い。アキコもまさにそうだった。お店を経営する姿勢だけではなく、人との付き合い方や家の片づけ方にもよく現れていた。悩みながらも自分が納得出来る生き方を模索するアキコ。日々を丁寧に生きるアキコのささやかな幸せが魅力的にみえる。また飼い猫タロとの交流も見逃せない。猫好きな方はニンマリしてしまうだろう。とても可愛らしかった。

  • 小梅 さん

    アキコさんのお店に行ってみたいです。スープが美味しそうだなぁ〜たろの存在が良かったです。

  • kanegon69@凍結中 さん

    ひとりの中年女性が新たな出発をし、嬉しい事、悲しい事を経験しながら、周りの人の様子の変化、自分の心の中の迷い、戸惑いを丁寧に描いています。流れるように読めてしまう本作ですが、読後感は実に爽やかですぐにでも続きを読みたくなる感じ。辛い現実をどうにか受け止める姿、特に愛猫との別れは読んでいて辛かったですが、ボロボロになりながらも少しずつ乗り越えていく様子、店員さんとの温かな心のつながりが、読んでいて胸が熱くなりました。エンディングも秀逸です。心理描写が繊細で丁寧。頑張る主人公をそっと応援し続けたくなる一作!!

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人物・団体紹介

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群ようこ

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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