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綾辻行人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048740036
ISBN 10 : 4048740032
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
追加情報
:
20cm,677p

商品説明

  「気をつけて。もう、始まってるかもしれない」   類なき謎と恐怖・・・そして驚愕と震撼の結末!!

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた――
夜見山北中学校の3年3組には、かつて「ミサキ」という生徒がいた。スポーツ万能かつ優等生でありながら、気さくでチャーミングなみんなの人気者だったミサキがある日急死してしまい、悲しみに打ちひしがれたクラスメイトたちは、卒業までの日々をミサキが生きているかのように過ごしてゆこうと決めた。ミサキの席はそのままに、朝、登校したら挨拶をし、折りに触れて皆で話しかけ――この美しいエピソードはしかし3組に、ある歪んだ事象をもたらしてしまう。

綾辻作品の新しい流れを作った本格ホラー『最後の記憶』から7年。今回は90年代の公立中学校を舞台に、綾辻的恐怖の世界が繰り広げられます。今まで以上に共感度とリーダビリティが高く、ファンならずともワクワクさせられる作品です。本格ミステリの盟主なればこその幾重にも張られた伏線など、読みどころも満載!!


〈綾辻行人〉1960年京都市生まれ。京都大学大学院博士後期課程修了。87年に「十角館の殺人」でデビュー。「時計館の殺人」で日本推理作家協会賞受賞。他の著書に「最後の記憶」など。

内容詳細

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。

【著者紹介】
綾辻行人 : 1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院博士後期課程修了。87年大学院在学中に『十角館の殺人』で衝撃的デビューを飾り、いわゆる新本格ムーヴメントの契機となる。92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大満足でしたが、長いものが苦手な友達には...

投稿日:2010/07/27 (火)

大満足でしたが、長いものが苦手な友達には読み切れなかったようです。美しく、しかし哀しく。表現のしかたなどがキレイでした。

makomoko さん | 秋田県 | 不明

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タスキには「ホラー&本格ミステリの融合」...

投稿日:2010/02/24 (水)

タスキには「ホラー&本格ミステリの融合」とありますが、純粋に一本の文学作品として素晴らしい内容だと思います。ずっと綾辻作品を読み続けている人だと途中で結末が見えてしまうかも知れませんが(私もですが…)、それでも満足感でいっぱいです。切なさと爽快感と、そして数年後の「次」を想像してしまいます。

ray さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 扉のこちら側 さん

    初読。恩田陸の六番目の小夜子とか、辻村深月の冷たい校舎の時は止まるとかを思い出す、好きなテイストの本だった。ただ鳴の義眼の青色設定が微妙…。

  • takaC さん

    積読崩し。知ってて読んだけど Who? は難解ではないだろうか?

  • とら さん

    この本は、ミステリーと分類しても良いのだろうか?言うならばホラーに入るのではないかと思う。只単にとある学校のとあるクラスで起こっている異変を明かしていく物語だ。だけど、ミステリーでは無いとしても、面白い。序盤、中々誰も明かしてくれずモヤモヤしたまま読み進めたが、一つ謎が解けると、それに連鎖して次々に解き明かされていくこの感じが、心地良い。だから、序盤の方のは前座で、伏線だったのかと思えばモヤモヤも取れる。ネタバレはしないが、ラストには本当に圧巻で、これだけでも読む価値はあると思う。是非皆読んで欲しいです。

  • 青乃108号 さん

    まず、ミサキ・メイなる人物が、様々な点で(眼帯をしてる、教室窓際の一番後ろに座っている、口数が少ない、私はからっぽ、などと言うなど)どう見ても、綾波レイにしか俺には思えず、著者がパクったとまでは言わないがインスパイアされたのは間違いないだろう。おかげでミサキメイは脳内ではずっと綾波レイのままだった。内容はうーん、かなりトンデモな設定の物語で、670ページは俺には長過ぎた。途中で飽きてしまって俺はただ、綾波レイことミサキメイの無事を祈るばかり。彼女が無事であった事が救いだった。続編あるようだが、読まないな。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    辞書並みの厚さにはまいったが、惹きつけられて一気に読みました。

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人物・団体紹介

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綾辻行人

1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズを代表とする本格ミステリを書き

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