とっさの方言 ポプラ文庫

絲山秋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591130445
ISBN 10 : 4591130444
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
373p 15cm(A6)

内容詳細

静岡では上司が「おれっち」と言い、京都では「あしあらい」に誘われる。群馬のバーで「そろそろ行ってみます?」と言われたら―北海道から沖縄まで47都道府県の方言が大集合!人気作家64名が故郷への想いを込めユーモアたっぷりに綴る、かつてない方言エッセイ集。

目次 : 北海道 投げる(小路幸也)/ 北海道 かちゃっぺない(大崎善生)/ 北海道 なぁんもだ(立川談四楼)/ 青森 め(アーサー・ビナード)/ 岩手 どんとはれ(北山猛邦)/ 秋田 泣ぐ子いねがー(夏石鈴子)/ 宮城 うるかす(穂高明)/ 山形 すんなね(深町秋生)/ 福島 んだっぺよ(松村栄子)/ 北海道・東北の「とっさの方言」(篠崎晃一)〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    64人の作家たちによる方言をめぐるエッセイ。全都道府県を網羅する。もっとも、面積の上からは小さな大阪府でさえ地域によって大阪弁はかならずしも一様ではない。阪神間(大阪とは少しずれるが)の山手に住む富裕層は語彙もイントネーションも標準語で話すし、大阪の北部と南部でもまた違う。もちろん、方言は上代の昔からあり、例えば東(東国)の枕詞「鳥(鶏)が鳴く」は、東の言葉は鳥が鳴くようで、何を言っているのかわからない(異説あり)ことからきているし、あるいは『日葡辞書』にも「下の言葉」として当時の方言が記載されている。

  • へくとぱすかる さん

    全国の方言は崩壊しつつある、という学者の危機をよそに、64人の著者が、根強く生きている方言について述べるエッセイ。方言調査の回答者は、たいてい土地の最年長者なのだが、社会の一線で働く世代で、意識的に標準語で生活している人でも、微妙に方言は残る。標準語と同形でしかも意味がちがう語もあるから、言葉は難しい。となりの県でさえ、意味を誤解したり理解されない程度には方言は残っているということだ。それぞれの経験には苦いものが多いけれど、標準語にはない、安心感やノスタルジーがある。そういう思いが伝わってくるようだ。

  • 蒼伊 さん

    読メで知って、読んでみたかった本でした。日本全国(プラス海外少し)の方言について、多数の著名人作家の方々エッセイを集めた一冊。それぞれが短いし分けて読むにはちょうどよかった。自分の出身県もあったけど、「そんな言葉使うかな?」というような感想でした。まぁ同じ県内でも西と東でまた方言あるし、一概に「これ!」とされるのもなぁ、とちょっとひねくれて読んでしまいました(笑)これがいわゆる、方言のプライド いうやつでしょうかね(笑)

  • 紫 綺 さん

    「方言」、中国から伝わった「五方の言」が由来だそうだ。47都道府県+3ヵ国を64人の作家たちが描く方言エッセイ。文体、表現も様々で、楽しめた。ただ、私の故郷、鹿児島が奄美大島だけだったのが残念だった。「かごんまのおもっして方言な、どっさいあっとになぁ。(笑)」

  • けい さん

    47都道府県の方言について著名人が語る一冊。既読の作家さんが多数登場し、あれっこの作家さん東京出身じゃなかったっけ、ああ伴侶さんの地元がそっちかーという内容もあり、いろんな意味で楽しめました。標準語に置き換えると長ったらしくなってしまうものをたった一語で表現する方言には、方言の偉大さを感じてしまいました。ちなみに地元は「えっとぶり」漫画家の柴門ふみさんが文章を寄せられていました。なぜか優しい気持ちにさせてくれる方言、これからも残っていくといいな。

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人物・団体紹介

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絲山秋子

1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。’03年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、’04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、’05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、’06年『沖で待つ』で芥川賞、’16年『

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