ジョイスを読む 集英社新書

結城英雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087202434
ISBN 10 : 4087202437
フォーマット
発行年月
2004年05月
日本
追加情報
:
18cm,221p

内容詳細

20世紀西欧を代表するアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス。本書では、彼の生涯と主要4作品、猥褻裁判を含めた文学的評価を簡潔に紹介し解説。難解というイメージを覆す、何より「ジョイスを楽しむ」入門書。

【著者紹介】
結城英雄 : 1948年、群馬県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。法政大学文学部教授。英文学者。日本ジェイムズ・ジョイス協会常任委員。ジョイスを知ることで味わう喜びを一人でも多く共有してほしいと精力的に活動し、『「ユリシーズ」の謎を歩く』(サントリー学芸賞受賞、集英社)などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 燃えつきた棒 さん

    #22Ulysses 『ユリシーズ』は、ジョイスが母を転生させようとする試みではないだろうか? 【父親はアイルランド西部、コーク出身の酒好きで陽気な機知に富む人物で、母親はダブリン生まれ、父親より十歳年下の音楽好きの美人であった。】 二十三年間の結婚生活の間、流産を含め十五回妊娠し、四男六女をもうけ、我が身を擦り減らして、ぼろぼろの体になって四十四歳で死んでいった母。 浮気者の歌手モリーは、亡き母を結婚生活の軛から解放して転生させた、有り得べかりし母の姿ではないだろうか?

  • AN さん

    イベントの(仮)できれば10年以内に『ユリシーズ』を読破したいんだけど、一緒に読んでみる?」参加のためにジョイスの事を予習復習。Wikipediaでも諸々情報は出てくるけれど、一冊でコンパクトにジョイスの人世や主要作品の概要を知るには便利な一冊だと思いました。

  • NICK さん

    デリダの『ユリシーズ・グラモフォン』を読むにあたって先にジョイスの方にあたろうととりあえず入門書を読んでみた。ジョイスに関しては『ダブリナーズ』を読んだくらいで、ひととなりやその問題意識がいかなるものか知らなかったのだが、そういう基礎的なことは大体この本でわかるような気がする。アイルランドとイギリスとの民族問題の渦中にあって、公用語として使われる英語もアイルランド伝統のゲール語も母国語たり得ないジョイス。常に「外国語」で書いてきたからこそ、『フィネガンズ・ウェイク』の多重性が産み出されたのだろうか。

  • selva さん

    面白かった。『ダブリンの市民』『若い芸術家の肖像』『ユリシーズ』の要約解説はとても参考になるが、『フィネガンズ・ウェイク』だけは要約ですら何が書いてあるのか分からない。

  • はすのこ さん

    作家ジョイスについて。本としては普通。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

結城英雄

1948年、群馬県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、法政大学文学部教授(英文学)。Dublin James Joyce Journal顧問。主な著訳書に、『「ユリシーズ」の謎を歩く』(集英社、1999年、サントリー学芸賞受賞)などがある

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品