今日の「あまちゃん」から

細馬宏通

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309022376
ISBN 10 : 4309022375
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
341p;19

内容詳細

本書では「あまちゃん」から、今日の層を掘り、その場面の会話に影響を与えていることを採り出し、磨いて、テーブルの上に並べる、ということを繰り返しました。ある場面を成立させているのは、誰かひとりの創意や意図というよりも、脚本、演出、俳優、そしてそこに関わったスタッフの人たちのさまざまな考えであり、それらがぐっと凝集し、結晶化することで、見る者を動かします。そういう結晶を採り、その輪郭をはっきりさせていくことを目指しました。

目次 : 第1章 北三陸編―4月1日〜6月22日(第1週「おら、この海が好きだ!」/ 第2週「おら、東京さ帰りたくねぇ」/ 第3週「おら、友だちができた!」 ほか)/ 第2章 東京編―6月24日〜8月31日(第13週「おら、奈落に落ちる」/ 第14週「おら、大女優の付き人になる」/ 第15週「おらの仁義なき戦い」 ほか)/ 第3章 東京→北三陸編―9月2日〜9月28日(第23週「おら、みんなに会いでぇ!」/ 第24週「おら、やっぱりこの海が好きだ!」/ 第25週「おらたち、いつでも夢を」 ほか)/ スペシャル対談1 ×井上剛(NHKディレクター「あまちゃん」チーフ演出)―ドキュメンタリーとフィクションの間で/ スペシャル対談2 ×大友良英(「あまちゃん」音楽担当)―音楽から考える「あまちゃん」と、「あまちゃん」から考える音楽

【著者紹介】
細馬宏通 : 1960年兵庫県生まれ。滋賀県立大学人間文化学部教授。日常会話における身体動作の研究を行うかたわら、19世紀以降の視聴覚文化にも関心を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おおにし さん

    実は未だに「あまロス」状態が続いていて半年間朝ドラから離れていました(「花子とアン」でそろそろ朝ドラ復帰予定)。身体動作の研究をしている大学教授の書いたこの「あまちゃん」論を読んで、改めて「あまちゃん」の凄さを実感しました。読みながら「そうそう私もそこは気づいていたよ」とか、「その展開にはそんな意図があったのか」などといくらでも語り続けられる何かがあのドラマにはありました。だいぶ記憶も薄らいできたのでもう一度最初から「あまちゃん」観てみたいですねえ。

  • 五月雨みどり さん

    細部。けっこう流し見していたポイントをすかさず衝いてくる,というかそれが主旨の本書。そうかそんなに深い意味があったのか,あそこがターニングポイントだったか,あーそれでここは台詞を言ってない人の顔を映してたのか,まさかあれが回収されるとは。。。あらためてじっくりドラマを観返したくなりますな。隠居したらやること一覧に追加。さー次は「いだてん」行きますか。

  • booooklyn さん

    思ってたよりがっつりとした読み物です。 ものすごく細かく観察されて書いてあって、映像がどんどん浮かんでくる。 そうそう、そうだったなーというとこもあれば、えっ全然気がつかなかったというところも多かった。 私の中のあまちゃん熱が再燃しそうだ。どうしてくれる!(もう一冊、あまちゃん本を借りてるから、もうこの熱はドラマをもう一度観ないと収まらなくなるだろう…) 著者の細馬さん、これだけ詳しいからテレビ業界の人かと思ったら、大学の教授らしい。

  • 筋書屋虫六 さん

    つくづく「あまちゃん」は奇跡のようなドラマだったと思う。著者の鋭い観察眼は深読みに次ぐ深読みで、琥珀を磨くどころか隧道をさらに掘り進み思わぬ鉱石や光穴まで探しあててしまう。それは脚本や演出や音楽など作り手の意図したものも、役者の演技の中に生まれたものも、ただの偶然だったものもある。ブログで少し知っていたので自分には手に負えないかと覚悟して脚本を脇にして読み始めたが結果はそれを開くことはなかった。取り上げられた場面はほぼ記憶のどこかに引っかかっていたものだった。6月20日「椅子からの視線」は二度泣きした。

  • ライアン さん

    ん〜、ちょっと今これ読むのは辛かったかな。これきっとドラマと同時進行で読むと凄い面白いと思うんですけどねー。

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