CD

『冥想』『嵐のあとに』『嘆き』『秋風』 準・メルクル&バスク国立管弦楽団、藤村実穂子、田嶋直士、他

細川俊夫 (1955-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573733J
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


細川俊夫:管弦楽作品集 第3集

2011年に起きた東日本大震災は、作曲家、細川俊夫の心にも大きな影響を与えました。「人間と自然との一体化、美しい交感を音楽で表現する」ことを心掛ける細川は、この悲劇を知って何曲かの音楽を作曲し、改めて「自然の凶暴さ、恐ろしさ」を伝えています。
 大太鼓の律動の上に折り重なるメロディが静かな悲しみの歌へと成長する『冥想』は音楽による追悼。シャーマンの祈りを2人のソプラノが歌い紡ぐ『嵐のあとに』。ザルツブルク生まれの詩人ゲオルク・トラークルの詩を用いた『嘆き』は暗い海を越えて響く嘆きの声(2013年、ザルツブルク音楽祭から委嘱されたこの作品は、2015年に藤村実穂子のために改訂され、このアルバムでも彼女がソリストを務めています)。人と自然の関わりを尺八とオーケストラのアンサンブルで描き出した『秋風』。この4つの作品は、全ての聴き手の心に深い感銘を与えるとともに、鋭い問いを投げかけています。
 細川氏自身による日本語解説付き。(輸入元情報)

【収録情報】
細川俊夫:
1. 冥想 - 3月11日の津波の犠牲者に捧げる (2012)〜オーケストラのための
2. 嵐のあとに (2015)〜2人のソプラノとオーケストラのための
3. 嘆き (2013, rev.2015)〜メゾ・ソプラノとオーケストラのための
4. 秋風 (2011)〜尺八とオーケストラのための


 スザンネ・エルマルク(ソプラノ:2)
 イルゼ・エーレンス(ソプラノ:2)
 藤村実穂子(メゾ・ソプラノ:3)
 田嶋直士(尺八:4)
 バスク国立管弦楽団(オルケストラ・シンフォニカ・デ・エウスカディ)
 準・メルクル(指揮)

 録音時期:2016年12月14,15日(1,2)、2017年5月13,15,16日(3,4)
 録音場所:Concert Hall of the Orquesta Sinfonica de Euskadi, San Sebastian, Spain
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 日本語解説・歌詞対訳付き

内容詳細

東日本大震災の悲劇を知って音楽の在り方を考え直すようになったと作曲者。収録曲のうち3作はその衝動を契機に生み出された連作。津波の脅威、慟哭そして癒しと希望、深く訴えかけるものが直截に現れた音たち。時代も国も違うが連想と共感を強く促す歌詞。追悼を越えて音楽は何を動かす。(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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 我々日本人にとって、自然の牙が剥き出し...

投稿日:2018/09/12 (水)

 我々日本人にとって、自然の牙が剥き出しになって襲い掛かった2011年3月11日は忘れることができない「分岐点」となることであろう。 「体験」が「記憶」になることが将来的に何をもたらすのかまだ判らないが、音楽を通してその痛みや喪失、そしてそこから立ち上がる再生を考えるのも一つの方法と思う。   このディスクに収録された曲はすべて軽い気持では聴けないものばかり。ただ、それでも聴かずにはいられない。そして、あの震災に、自然の驚異に想いを馳せずにはいられない。   音楽の語法は細川俊夫らしいものであるが、そのパレットに描かれた風景の激しさといったら…。 氏の既存の作品とは一線を画す、圧倒的に痛烈な自然の凶暴さをそのままに表現していく。対して小さな存在である人間は、か細い声でしかその存在を表現できない。   「嘆き(2013 ver.2015)」はディスク化を切望していたものだけに真っ先に聴いたが、他の曲も聴くうちに「4曲全体でひとつの作品」と思えるようになった。先の震災をテーマにしてはいるが、もっと根本では「自然への畏れ」でつながっているからだ。   ライナーノートからの引用を行わせてもらうが、「嘆き」の曲冒頭に歌われるこの一節をご覧いただければこのディスクのメッセージが少しでもご理解いただけると思う。   『・・・最近、恐ろしい出来事があり、私はもはやその影から逃れることができない。敬愛する友よ、私の人生はわずか数日の間に筆舌に尽くしがたいほど無残に壊された。そして痛みをも拒む無言の苦悩だけが残っている・・・ 』 (ゲオルく・フォン・トラークルが友人に宛てて書いた手紙の一節、当盤解説ノートより)

うーつん さん | 東京都 | 不明

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