打ちのめされるようなすごい本

米原万里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163684000
ISBN 10 : 416368400X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
追加情報
:
20cm,535p

内容詳細

最後まで感傷に流されずに思索を続けた勁い精神。絶筆となった壮絶な闘病記を収めた「週刊文春」連載の「私の読書日記」と、1995年からの10年間に執筆した書評140編を収録。読書好き必読の1冊。

【著者紹介】
米原万里 : ロシア語会議通訳、エッセイスト、作家。1950年生まれ。59〜64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95〜97年会長。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫。読売文学賞受賞)、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫。講談社エッセイ賞受賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫。大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫。Bunkamuraドゥマゴ賞受賞)など。2006年5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • James Hayashi さん

    魅力あふれる著者の文体に引き込まれ、読みたい本がだいぶできた。1995-2006の書評で少し古さを感じる物もあるし、東欧関係の物もあまり興味ない。癌治療を身を以て検証などの章もあり、著者の病床の姿に想いも馳せた。つくづくこのような方が早逝された事を残念に思う。

  • Gotoran さん

    圧倒、驚愕、期待以上、大満足。「打ちのめされるようなすごい本」(書評文、紹介本の数々、本書も含めて)!読み手を、ユーモアと機知に富み、小気味よい、切れ味鋭い独特の筆致で誘い込む米原ワールドに完璧に魅了されてしまった。まさに、本の宝宝箱、書評本はロシア関連の国際情勢、民族の歴史から、文学、猫と犬、食べ物、ミステリとホラー、医学書と広範に及ぶ、著者の知的好奇心旺盛さと20年に亘る一日7冊読むという莫大な読書量に裏打ちされている。図書館を読んだが、永久保存版とするため購入することにした。興味ある本から(コメへ

  • 阿部義彦 さん

    米原万里さんが生前執筆した全ての書評を収録。解説 井上ひさし。週刊文春で持ち回りで連載されていた、「私の読書日記」その全てが第1部にそれ以外のほぼ全ての書評を第2部に収録しています。第1部の最終回に近付くと、『癌治療法を我が身を以て検証』が三連発でそれが文春での絶筆だったとは!内容もかなり壮絶な問答を医者としていて、二人の癌治療医からは、面倒な患者と思われて、お金は返すのでもう来ないで下さいと宣告。ここまで赤裸々に書いてるなんて!合掌。私と同じで書評家では斎藤美奈子さん推し、新刊出る度に取り上げてる。

  • ochatomo さん

    書評家としての著者全作品(1995〜2006年) 書評自体がダイナミックで面白い稀有さ 解説を書いた義弟にあたる井上ひさし氏は『通訳生活を長く続けているうちに、彼女は透明でいることに耐えられなくなり、その反作用として、書評家という名の堅い岩石になるのを好んだのではなかろうか。そして逆の位置に立っても、彼女は優秀だった』 ソビエト学校では宿題で読まされる本返却時に司書が“内容”を尋ね『客観的に手短かに伝える訓練』『積極的攻撃的な読書になる』 2006刊

  • まひろ さん

    外国語を学んでいる身(ロシア語ではありませんが)からすると、その仕事(通訳)に関する情報収集ならぬ読書量のすごさ、まったく面白くなさそうな本が、とてつもなく面白そうで読んでみたくさせられる、書評のすごさに感動しました。引用したい言葉が1ページ事にある、つまり前頁引用していたら、一冊の本になってしまうので引用できない悔しさ(笑)まだまだ世に生み出して欲しかったです。

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人物・団体紹介

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米原万里

1950年、東京都に生まれる。59〜64年、チェコスロバキアで過ごし、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。帰国後、東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語通訳、翻訳者となる。80年、仲間とともにロシア語通訳協会を設立、初代事務局長に就任、同会長を歴任。92年、テレビ

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