百歳の力 集英社新書

篠田桃紅

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207439
ISBN 10 : 4087207439
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;18

内容詳細

103歳の今も世界的に活躍する前衛美術家・篠田桃紅の人生哲学が分かる唯一の自伝!

大正3年、旧満州国に生まれ、戦前の豊かな生活から一転、戦中に生死をさまよう大病を患い、奇跡的に生還。
戦後、海外へ行く人がほとんどいない時代に、単身渡米し、ニューヨークの美術界で絶賛を受ける――。
波乱の人生を歩んだ著者が初めて語る103年の歩み。一人でも人生を存分に楽しむための極意とは?

【目次】
第1話 常識の世界に生きなかったから、長生きできた
 ・自らに由って生きるのが本当の「自由」
 ・人生気楽に、無責任くらいがちょうどいい
第2話 苦労なんかしてないわね。したいこと、してるだけ
 ・結婚はくじびき。だから私は一人で生きる
 ・人とうまく強調できなくてもいい
第3話 人間としてできることはもう全部やっちゃったみたい
 ・人生何がよかったかなんて分からない
・学校はお手本通りにできる人を褒める。でもそれは複製=偽物をつくっているだけ
第4話 人生というものをトシで決めたことはない
 ・基準や規格に従わない
 ・試練に堪えてこそ、腕が磨かれる
第5話 “美”とは、相反する両極を持つこと。そこに一切がある
 ・思い通りにならないから、面白い
 ・火と水のように相反する両極を持つ
第6話 人生の予測は立てられない。すべてなりゆきまかせ
 ・どんどん変わっていく価値観に従う必要はない
 ・自分の世界を広げないのは、人としてもったいない

【著者プロフィール】
篠田桃紅(シノダ トウコウ)
美術家。1913年3月28日、旧満州・大連生まれ。五歳の頃から父に書の手ほどきを受け、桃紅という雅号が付けられた。
墨を用いた抽象表現という新たな芸術を切り拓き注目を集め、作品は国内だけでなく海外の美術館にも多数、所蔵されている。


【著者紹介】
篠田桃紅 : 美術家。1913年3月28日、旧満州・大連生まれ。五歳の頃から父に書の手ほどきを受け、桃紅という雅号が付けられた。墨を用いた抽象表現という新たな芸術を切り拓き注目を集め、1956年、単身ニューヨークへ渡り、個展を開いて絶賛を受ける。作品は国内だけでなく海外の美術館にも多数、所蔵されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    篠田桃紅(しのだとうこう)さんは、いまも墨を用いて抽象画を描く現役の美術家だ。百歳になったとき、長生きの秘訣は、と聞かれて、「トシのことを考えないこと」と答えている。「みんな常識人で固まっていたら、こんな退屈な世の中はないですよ。芸術というのは常識外で、さもなくばレディー・ガガなんて人は出てこないじゃない。だけどああいう人がいれば、みんなおもしろいってことになる」。100歳を超えて、レディー・ガガを知っているなんてすごいな、と変なところで感心してしまった。

  • ヒロミ さん

    墨の線による抽象美術家・百歳を超えた篠田桃紅さんの語り下ろし自伝。文学にも造詣の深い桃紅さん。まだ独り身の私からすると、ずっと独身を通しておられる彼女の言葉には勇気付けられた。「自由とは自分にのみ依っていること」という言葉が印象的だった。人は皆、オリジナルで個性的でユニークかつ孤独な存在。本書からはそんなメッセージを受け取った。「運命だからあんな性格なのではない、性格が運命をつくる」という話も感銘を受けた。一度しかない人生はどう転んでもなるようにしかならない。たとえわずかでも心のままに生きたい。

  • miyu さん

    母の本棚から。紹介文に惹かれて読んでも「皆が実践出来る」長生きの秘訣なんて書いてないです(笑)桃紅さんだからこそ出来たんだなぁと。自分のみに依って生きたいと思う女性にとって、彼女が駆け抜けた時代は今からは想像不可能なくらいに過酷だったろう。しかし本人は「好きなことやって来たしワケわからない他人に依りたくなかったから」と淡々としたもの。物事をあまり深刻に取らない性格も幸いしたのかも。愚痴も無くよそからの影響で何かを決めたりもしない素敵女子(失礼!)リタイアしたらまた書を始めたいと考える私にとっては心の師だ。

  • はちてん さん

    桃紅氏の「桃紅百年」を読んでいたので重複が多かった。自分語りなので当然か。百歳を越え現役でアート作家なのだから、一言でスーパーウーマン。長生きの秘訣とかアート界で成功する方法に興味ある方には向かない内容です(笑)自分語りという点で、ふれたくない事の詳細は語らないし矛盾した記述も仕方がないと思う。立派な方なのだろうが、私は桃紅氏の作品がよくわからない。生涯独身であることの記述が多い気がした。うらはらな心持ちも感じる。意外にも芥川がお好きなようだ。

  • くぅ さん

    一世紀生きるってどんなことかとても想像できない。まして桃紅先生が20〜30代のときの情勢を考えると、嫁がず実家に居座らず、一人で身を立てて生きるということやアメリカに行くということも聞く以上に大変な事だったはず。雨は降るときには降るし、いくら日が照ってほしいと言ったって、照らない日は照らない。人っていうものも同じ。いい意味であまり深く考えたり期待したり我慢したりせずに生きるのが有意義に生きる秘訣なのかも。

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篠田桃紅

美術家。1913(大正2)年3月28日生まれ。5歳の頃から父に書の手ほどきを受け、桃紅という雅号が付けられた。戦後まもなく墨を用いた抽象表現という新たな芸術を切り拓く。1956年に単身渡米。ニューヨークの一流ギャラリーで作品の発表を続け、世界的な評価を得る。作品は国内外の美術館、海外王室、宮内庁、政

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