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墨いろ

Toko Shinoda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569831923
ISBN 10 : 4569831923
Format
Books
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ラクで間違いなくやれることであんまりおもしろいことはない―104歳現役美術家の代表作。

目次 : 墨いろ(反古供養/ 文字から形へ ほか)/ 身のまわり(あらたま/ 階段の絵 ほか)/ 不二(書きぞめ/ 春の色 ほか)/ 拾捨(大連の家/ 七夕と紙 ほか)/ 桃紅李白(花/ 北村ミナ先生 ほか)

【著者紹介】
篠田桃紅 : 1913年、中国大連に生まれる。5歳の時、父の手ほどきで初めて墨と筆に触れ、以後独学で書を極める。第二次世界大戦後、文字を解体し、墨で抽象を描き始める。1956年渡米し、ニューヨークを拠点にボストン、シカゴ、パリ、シンシナティ他で個展を開催。58年に帰国して後は、壁画や壁書、レリーフといった建築に関わる仕事や、東京芝増上寺大本堂の襖絵などの大作の一方で、リトグラフや装丁、題字、随筆を手掛けるなど、活動は多岐にわたった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Takanori Murai

    「墨いろは、黒の一歩手前の色。」この老子の言葉に発し制作の根幹、さらに人生の哲学に達する。あと一歩の隙間を宇宙の力に委ねる。「確信はないが、捨ててもいいと思われるものを省いていった残りが、ともかくも今の私の線だと思っている。」そこに桃紅さんの描く美が存在する。

  • とよぽん

    墨を使う書画芸術家、篠田桃紅さんのかなり以前に書かれた随筆を再編したものだが、改めてその偉大さに感じ入る1冊だった。新聞や雑誌等に掲載された短い文章がほとんどであるが、内容がそのへんのエッセイとは格が違う。別の世界を感じつつ、強いあこがれと近寄りがたさが私の中でますます大きくなった。素敵な芸術家。素敵すぎる!

  • たけはる

    やはり私は、こういう、『歳を重ねた方』だけが持ち得るような、ことばのうつくしさ・芯、というものに、強烈に惹かれます。年明け一発目に読めてよかった……。いやもちろん、私なんかよりよほど若い方でも、うつくしく才能あふれる文章を書かれる方というのは、たくさんいるのですけれども。しかしなんというのか、歳を重ねられた方というのは、語られることばのすべてが、ご自身の体と感覚すべてに裏打ちされた「知」から成っている、と感じる。鋼のように強靭な芯がありつつも、語られることばの端々に、匂い立つようなふくよかさがあるんです。

  • うららこ

    美しい日本語、研ぎ澄まされた感性。 背筋のぴんと伸びた文章で、読んでいてとても清清しい気持ちになりました。

  • ponnnakano

    思うままに表現して、思うままに生きる。羨ましく感じた。「ラクで間違いなくやれることで、あんまりおもしろいことはない」とか、言うことも内容もピシッとしていて清々しい。40年も前の本だと知らずに買ったのですが大変面白かった。あと、読めない漢字多し。

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