筒井康隆コレクション 2 霊長類 南へ

筒井康隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784882934745
ISBN 10 : 4882934744
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
606p;20

内容詳細

巨匠・筒井康隆の名作、続々登場! 世界中で核ミサイルの打ち合いが始まる。日本国民全員が、汚染されていない南へと無我夢中で逃げようとするが…表題作 ほか情報化社会をみごとに描いた傑作「脱走と追跡のサンバ」、 単行本初収録「マッド社員シリーズ」、 「NULL」4・5号を収録!
著者について
筒井 康隆(つつい・やすたか)/1934年、大阪生まれ。同志社大学文学部卒。工芸社勤務を経て、デザインスタジオ<ヌル>を設立。60年、SF同人誌「NULL」を発刊、同誌1号に発表の処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められ、「宝石」8月号に転載された。65年、上京し専業作家となる。以後、ナンセンスなスラップスティックを中心として、精力的にSF作品を発表。81年、「虚人たち」で第9回泉鏡花賞、87年、「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞、89年、「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成賞、92年、「朝のガスパール」で第12回日本SF大賞、2000年、「わたしのグランパ」で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。02年、紫綬褒章受章。10年、第58回菊池寛賞受賞。他に「時をかける少女」、「七瀬」シリーズ三部作、「虚航船団」、「文学部唯野教授」など傑作多数。現在はホリプロに所属し、俳優としても活躍している。

【著者紹介】
筒井康隆 : 1934年、大阪生まれ。同志社大学文学部卒。工芸社勤務を経て、デザインスタジオ“ヌル”を設立。60年、SF同人誌「NULL」を発刊、同誌1号に発表の処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められ、「宝石」8月号に転載された。65年、上京し専業作家となる。以後、ナンセンスなスラップスティックを中心として、精力的にSF作品を発表。81年、「虚人たち」で第9回泉鏡花賞、87年、「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞、89年、「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成賞、92年、「朝のガスパール」で第12回日本SF大賞、00年、「わたしのグランパ」で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    現在入手困難となった小説を収録した『筒井康隆コレクション』の第二巻。表題作は、最終核戦争を描く。刊行当時(1969年)、核戦争勃発を描くSFは山のようにあったのだろうけれど、そのシチュエーションがドタバタコメディになるという発見が、いかにも筒井康隆らしい。しかし、なんといっても本巻の読みどころは、続く長編『脱走と追跡のサンバ』だ。学生時代以来の再読となったが、十代の頃、なんて斬新でおもしろい小説をなのだろう!と、のたうち回った記憶が鮮明に蘇ってきた。小説の可能性に感動したのだ。(つづく)

  • erierif さん

    肉体的にも精神的にも驚くほど人のタガが外れて原型を失っていくのがなんだか、とっても、いっそ気持ちが良かったです。血みどろの汚物まみれなのに乾いた笑いがこみ上げてしまってなんでも良くなってきたり。『マリコちゃん』3篇は昔読んだのを鮮明に思い出した!お父さん……。

  • 渡邊利道 さん

    『霊長類南へ』と『脱走と追跡のサンバ』の合本という超豪華な一冊。どちらも何度読んでも面白い。「南へ」は、ドタバタと言いつつ透明な悲哀感というか虚無感に全編が浸されていて忘れ難い。「サンバ」もアドリブ的展開が徹底されてナンセンスから原初的な物語(落語や講談を思わせる)が立ち上がっていくラストにはちょっとジョイスを連想した。全集未収録ものの「マッド社員」シリーズはなるほどちょっと薄味のスラップスティックサラリーマン物で、面白いがきれいにまとまりすぎているかもしれない。

  • 法水 さん

    この筒井康隆コレクションを購入する人は大半が熱心なツツイストであろうから、『霊長類 南へ』も『脱走と追跡のサンバ』も既に読んだことがあるであろう。かく言う私もどちらもおよそ20年ぶりの再読だが、最初に読んだときよりも遥かに面白く感じた。筒井作品は「現在を予見していた」などと評されることもあるが、多少のSFマインドがあればある程度の未来の予想はできなくはない。それよりもすごいのは、刊行から40年以上経っても小説としていささかたりとも新鮮味が失われていない点である。今後の刊行も楽しみ。

  • 耳クソ さん

    「マッド社員シリーズ」が最高すぎたww

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人物・団体紹介

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筒井康隆

1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。’60年、弟3人とSF同人誌“NULL”を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が“宝石”に転載される。’65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。’81年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、’87年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、’89(平成元)

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