ラスト・レター 妖精作戦 IV 創元sf文庫

笹本祐一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488741044
ISBN 10 : 4488741045
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
追加情報
:
308p;16

内容詳細

星南学園一帯での戦闘により、ノブは和紗結希に連れ去られ、長い一夜が明けた。しかし、失意の榊の耳にノブの声が届く―「わたしはここよ、あなたはどこ?」。奪還を誓う榊たちは、ノブの居場所を厚木基地と断定し、ふたたび果てしない追跡を開始した…。迫りくる決戦のときを前に明かされる、この世界が直面しているおそるべき真実とは。永遠の名作シリーズ、衝撃の完結編。

【著者紹介】
笹本祐一 : 1963年東京生まれ。宇宙作家クラブ会員。84年『妖精作戦』でデビュー。99年『星のパイロット(2)彗星狩り』、2005年『ARIEL』で星雲賞日本長編部門を、03年から07年にかけて『宇宙へのパスポート』3作すべてで星雲賞ノンフィクション部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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私は本書に高い価値を見出すことは不可能で...

投稿日:2013/08/15 (木)

私は本書に高い価値を見出すことは不可能であった。いわゆる「ライトノベル」の草分け的な作者の手によるものであるから、本書の文体やストーリーの運び方や諸々の設定については、作者の初期作品であることや発表した時期の時代性やターゲットとする読者層のことも勘案してこれらを検討の対象外としたとしても、いくらなんでも説明不足描写不足にもほどがあるし、終盤においての重要人物の言動を納得以前に理解することも出来なかった。そうであるから、おそらく、あまり読書体験を踏まえていない時期に本書を読むのであれば、もしくは、論理や描写をすっとばして三文小説風の情緒や雰囲気で訴えかけてくる作風が大好きな読者であれば、あるいは本書はその読者にとっての大事な一冊となるやもしれないが、そうでなく、いろいろ知識も物の考え方も身についた上で本書を読むのであれば、本書は、世に言う読むに耐えない代物ではなかろうかと私には思われた。少なくとも、シリーズ4冊に付き合うほどの価値はないと思われる。

emanon さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おかむー さん

    妖精作戦最終巻。有川浩『レインツリーの国』でこの作品のラストが主題として取り上げられたことである意味有名。『絶品よくできました』。当時ソノラマ版を読んだ俺は「えっ?」という唐突感は否めなかったものの、こういうものかねと消極的には受け入れたものですが、逆にご都合主義で八方丸く収まる大団円というのも流れ的には不自然になったんじゃなかろうかとは今でも思う。いまだ賛否は出るラストではあるものの、妖精作戦を原点に何人もの作家が生まれていることを鑑みればやはり存在は大きいといえる

  • かえで さん

    妖精作戦シリーズ4。完結編です。榊、超能力少女ノブ、沖田、真田、つばさの学生達と巨大組織SCF最後の対決。過去作で頼りになった無敵の探偵、平沢の力は今回は借りれない…さて…どうなる。ラストに近付くにつれて、読んでいる手が震えました。えっ…………どうして…………言葉がない……そんな…………もう最後は泣いていました。この物語のラストは語り継がれています。作品としての粗はあります。でも、このラストのためだけにシリーズ4作品、読む価値があります。興味のあるかたはネタバレ見ずに是非。そんな…まだ手が震えてます。

  • おかむー さん

    朝日ソノラマ文庫版にて再読、妖精作戦シリーズ賛否両論の完結編。『絶品よくできました』。囚われたノブの声に導かれ、榊と沖田、真田、つばさの一行は輸送機へとテレポート。南洋の孤島での束の間のバカンス、巨大原潜から潜水艦発射型機動戦闘機で衛星軌道へ、そしてSCFの軌道要塞ブルーサーチへ至り物語は結末へと向かう。ラスト10ページまで伏線はあれどこれまでどおりの“ノリと勢い”でなんとかなってきたある意味青春ファンタジーな物語が、和紗結希の行動とノブの決断によっていきなりやるせない現実へと引き戻される→コメントへ

  • マーム さん

    《妖精作戦》シリーズの最終巻。今回はいつもの面々が軍用機、南海の孤島、巨大原潜、果ては宇宙ステーションへと逃げ回ってばかりいました。和紗結希の考えていることが分からないと言う沖田。確かに彼女の役回りが今ひとつ解らないなと思いつつも、こうなることは薄々予想していました。これまでスラップスティック・コメディのような趣でやりたい放題やってきたこのシリーズですが、最後に残されたものがほろ苦い悲しみというのは何ともやるせない。言葉に表さない、あるいは思いの丈の半分も伝えられない、それが彼女たちからのラスト・レター…

  • hnzwd さん

    うわー、そう来たか〜。学校、超能力、宇宙、ラブコメと色んな要素が満載でした。ノリと勢いで仲間を救いに米軍基地に乗り込んで、宇宙船を拝借して衛星軌道上へ…。けしてSFでは無い。でも楽しくて少し懐かしい。そんな感じのボーイミーツガールなストーリーでした。

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笹本祐一

1963年東京生まれ。宇宙作家クラブ会員。84年『妖精作戦』でデビュー。99年の『彗星狩り 星のパイロット2』と、2005年の『ARIEL』で星雲賞日本長編部門を、03年、04年、07年の『宇宙へのパスポート』3作すべてで星雲賞ノンフィクション部門を受賞。『ミニスカ宇宙海賊』シリーズを原作としたアニ

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