五十鈴川の鴨 岩波現代文庫

竹西寛子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006022471
ISBN 10 : 4006022476
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
183p;15

内容詳細

表題作は、熟年男性の友情とその行方を斬新な設定で描いた原爆文学である。被爆者の苦悩が静謐な文章のなかで描かれている。単行本刊行時の作品に併せて「松風」「挨拶」も収録した本文庫は、著者後期の代表的作品集であり、磨き抜かれたことばで、人のあわいを繋ぎとめる清冽な名短篇集である。

【著者紹介】
竹西寛子 : 1929年広島市生まれ。早稲田大学文学部卒業。1981年、短篇小説『兵隊宿』により川端康成文学賞を、長篇評論『山川登美子―「明星」の歌人』により毎日芸術賞(86年)を、94年に日本芸術院賞を受賞して、作家、評論家として確乎たる地位を築く。その他に『管絃祭』(女流文学賞)『式子内親王・永福門院』(平林たい子文学賞)『往還の記―日本の古典に思う』(田村俊子賞)『贈答のうた』(野間文芸賞)など著書多数。2012年、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • James Hayashi さん

    初読み作家のどれも短い短編集。数々の賞を獲得されている作家。被爆者であり、表題作も被爆者を取り扱っている。「椿堂」の冒頭に年老いた夫婦宅に長女と次女が互いに家族を連れてきたとあるが、自分の母を訪ね顔を見せたり親孝行をしようとは思っているが、母には普段以上の負荷が生じ返って迷惑になっていないか心配になった。著者の年齢もあると思うが、このように年老いた人の心情がよく響く。

  • こういち さん

    情緒溢れる物悲しさ。遠く聞こえる木々のざわめきと、遙か霞む海の青さ。変わらぬ四季の移ろいは、歳を重ねて「もののあわれ」を教えてくれる。表題作に潜む被爆者の痛みは、五十鈴川の清らかな静流と対照を為し、無常を受け入れ生きていく強さを誘う。また、『雲間の月』や『椿堂』で描かれる一期一会の喜びと儚さは、かつて著者と一日歩いた京都の町並みが走馬燈のように思い出され、一方向にしか流れない時の非可逆性を知らしめる。

  • ソングライン さん

    被爆した苦しみを語ることなく亡くなった友人を偲ぶ表題作、その他長く連れ添った夫婦の心の機微を描く短編集です。速読することなく、じっくりと味わいたい本でした。

  • abkbo さん

    短編なんだけど読み終わった時の充実感は相当なもの。語りすぎず、でも登場人物の心の機微はしっかり伝わってくる。短い文章でよくもまあこれだけ密度の濃い表現ができるものだと思う。穏やかな表現で慎ましやかな日常を描いているのも読んでいてここちよい。

  • えっこ さん

    端正な文章、日常のちょっとした悲哀。矜持という言葉がふさわしい。ただ、「草臥れる」とか読めない漢字が多くて、ふりがなが欲しくなった。

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竹西寛子

1929年広島市生まれ。早稲田大学文学部卒業。1981年、短篇小説『兵隊宿』により川端康成文学賞を、長篇評論『山川登美子―「明星」の歌人』により毎日芸術賞(86年)を、94年に日本芸術院賞を受賞して、作家、評論家として確乎たる地位を築く。その他に『管絃祭』(女流文学賞)『式子内親王・永福門院』(平林

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