パナソニック・ショック

立石泰則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163759609
ISBN 10 : 4163759603
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
追加情報
:
247p;20

内容詳細

「経営は常識なり」神様の言葉を忘れた天罰


幸之助を神様にし、さらに幸之助の本当の教えを壊してしまったことがパナソニックの失策だった。経営は常識なりを取り戻せるか。


担当編集者から一言
まさに日本を代表するメーカーであるパナソニックが2年連続で7000億円以上の赤字を出してしまったのはなぜか――多くのビジネスマンが抱いた疑問に真っ向から答えたのが本書です。優れた技術力と販売力を両輪に躍進した松下電器。経営の神様・松下幸之助が築き上げた経営理念はいかに変質し、どこで誤ったのか。歴代社長の証言、20年以上にわたる取材の成果である企業分析は圧巻です。ベストセラー『さよなら! 僕らのソニー』(文春新書)に続くビジネスマン待望の経営論でもあります。




【著者紹介】
立石泰則 : ノンフィクション作家・ジャーナリスト。1950年福岡県北九州市生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。経済誌編集者や週刊誌記者などを経て88年独立。93年に『覇者の誤算日米コンピュータ戦争の40年(上・下)』で第15回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に『魔術師三原脩と西鉄ライオンズ』で第10回ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。他にデビュー作『復讐する神話 松下幸之助の昭和史』をはじめ著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    著者は企業にかなり入り込んだ本を書いてきたと思うのだが、この本は浅かったと感じたのは私だけだろうか?現代のパナソニックの課題を挙げ、切り込んでいくと期待して読んだが、中味は幸之助の物語・山下社長時代の物語が 多く、その後の社長時代への書き込みが少なかったように思う。今を生きる人たちへ配慮だったのだろうか?

  • アメフトファン さん

    一つの会社の栄枯盛衰を分かりやすく描いた本だと思います。日本を代表する会社であるパナソニック。現在も続く苦境は日本の電機業界の苦境を象徴していますが、何故そこに至ったのかがよく分かりました。中村元社長の破壊と創造のうち創造が全く出来ていないところが、今に続く問題なんでしょうね。日本の経営者の多くが陥った罠として欧米流のリストラが挙げられると思います。従業員を削減して見かけの財務状況を改善する。ところが有能な従業員は去り新しい商品が生まれない。この罠から抜けるヒントを今後も探していきたいと思います。

  • メタボン さん

    ☆☆☆☆ 松下電器の興亡を関係者証言を織り交ぜ丹念に語る良作。中興の祖「山下俊彦」社長には、技術を柱とする明確なビジョンがあった。しかし志は引き継がれず、ビジョンは放棄され、カネを尊重し、ヒトとモノを軽視。その結果、人材流出と技術の停滞によりコアコンピタンスを失い一気に没落。まさしく栄枯盛衰のことわり。創業者松下幸之助の精神を標榜するかに見えて、その実は真逆でないがしろにした、中村邦夫・大坪文雄の罪は重い。山下の面影とだぶる津賀一宏新社長に、著者はパナソニック復興を期待している。ところでみずほは大丈夫か。

  • miyatatsu さん

    当時のパナが抱えていた問題がどのようなモノだったのかよくわかるようになりました。パナにはこれからも日本を代表する企業として日本経済を牽引していって欲しいと思います。

  • bakumugi さん

    長年のメーカー取材に裏打ちされた冷静で鋭い視点と、事実を大仰なドラマに仕立てることもない、日本の製造メーカーの未来を憂う熱い主張に説得力がある。ただ、4Kテレビで起死回生、という流れは難しいと思うが。。。パナ最後のスマホELUGA、パナソニックらしさ全開のいい機種だと思ったけどなぁ。自分はiPhone選んだけど。創業者が光るほど、会社の規模が大きくなるほど、創業者なきあと、試行錯誤のチャレンジではなく暗中模索の迷走になりがち。パナソニックには、ワクワクする製品といい意味で驚きのある事業展開を期待する。

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立石泰則

ノンフィクション作家・ジャーナリスト。1950年福岡県北九州市生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。「週刊文春」記者等を経て、1988年に独立。92年に『覇者の誤算―日米コンピュータ戦争の40年』(日本経済新聞社)で第15回講談社ノンフィクション賞を受賞。2000年に『魔術師―三原脩と西鉄ラ

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