Product Details
ISBN 10 : 4309249817
Content Description
女の悦びと男の悦び、どちらのほうが勝るのか?満足が完全であればあるほど、性関係を阻害する「ファルス享楽」の逆説から、完全さの桎梏を逃れ、果てしなく上乗せされる「女の享楽」の冒険へ。デュラス、聖女テレサ、ラカンの愛人ミーヨ…ラカンの反哲学の地平に「女たち」の思想史を試みる画期的な書!
目次 : 1 総論―女のエディプスから女なるものの享楽へ((精神分析的に)女性的なるもののほうへ/ 「男と女とに神は彼らを創り給うた」/ 女=ファルス/ ファルスがある/性関係はない/ 女なるものとその享楽)/ 2 各論―ラカンと女たち(オフィーリア―幻想の構造と対象への関係/ マリー・ボナパルト―盗まれ…買い戻された手紙/ 肉屋の美人細君―ヒステリーの「満たされぬ欲望をもつ欲望」/ マルグリット・デュラス―ラカンの教えを、ラカン抜きに…/ アビラのテレサ―女の享楽とはなにか?/ カトリーヌ・ミーヨ―「女たちの神」のほうへ)
【著者紹介】
立木康介 : 1968年生まれ。京都大学文学部卒業。パリ第八大学精神分析学科博士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所教授。専攻、精神分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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