立川談志 まくらコレクション これが最期の“まくら”と“ごたく” 竹書房文庫

立川談志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801928725
ISBN 10 : 4801928722
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;15

内容詳細

立川談志は、1974年に若手の落語家の研鑽の為に開催開始された「にっかん飛切落語会」へ2007年まで33年間、58回ものゲスト出演をいたしました。本書は、その残された貴重な録音から“まくら”部分を抜粋して、活字化したものです。日本社会、政治、落語の本質を鋭く見極めた落語家であった立川談志は、現代社会の中で揺れ動く日本人の常識や哲学を、明確な談志の基準で現実につなぎとめる話芸を、笑いとともに披露しています。本書を紐解けば、今日の発展したネット社会、不寛容な世相、多様性の価値基準の問題点などは、すでに立川談志が語った“まくら”の中に答えが預言されていたかのような驚きがあります。

目次 : 汚く儲けて、キレイに使え/ 落語を聴けば死なずに済む/ 実力のある奴がね、権力の座にいるのが一番健康なの/ おっぱいとかけて、ヤクザの喧嘩と解く/ 落語を国で守ったってしょうがねぇだろうよ/ 師匠が偉大だと弟子が育たないんだってね/ また政治やらせたいねぇ、おれに/ 女房の焼くほど 亭主モテもせず/ 平等ってのは互いの差を認めること/ 「都知事に出る」なんて言っちゃったら〔ほか〕

【著者紹介】
立川談志 : 1936(昭和11)年、東京都に生まれる。本名、松岡克由。16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」。27歳で真打ちとなり、七代目(自称五代目)立川談志を襲名する。1971(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選。1977(昭和52)年まで国会議員をつとめる。1983(昭和58)年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。2011年(平成23年)11月21日、喉頭がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    世の中を思えば故の、時に辛辣な世情斬り。政治と世相が、主戦場ですね。前者からは、政府の押し付けと国民の消費動向を斬ることで滲む両者の乖離。後者からは、現代にも続く格差問題。竹脇無我にアランドロンで語る本質にも、師匠らしさ。世の中の”違い”を踏まえた処世術、という感。四の五の言わず寄席に来い!ですね、師匠。興味深いのが、「文化vs.文明論」の件。論旨以上に、”ありがたみ”を思い出させてくれた。因みに伏字部分は、何を発言したのか想像がつかない。

  • gtn さん

    にっかん飛切落語会における談志師のまくらを、時系列に並べたもの。独演会ではないためか、70年代半ばは、師らしくもない共感の得られる前フリだったが、80年代から理屈っぽくなり、2007年は完全にイリュージョンの世界。歳を重ねるにつれ、師の語ることに何でも感激する談志信者が増えた結果だろう。

  • やまねっと さん

    にっかん飛切落語会に、出た時のマクラを載せた本。 まだ、ここに載っけれる類の話が収録されている。 とても面白い。非常識すぎて笑えないところもあるけど、そこをひっくるめて談志だと思う。 引っかかるところが、いちいち客が笑ったところに「笑」とか「爆笑」とかを書いているのが読んでて邪魔だと思った。最初は談志が笑っているのかと思ったが、談志が自分で言ったことを笑うわけがないから客が笑ったのをいちいち書いたと思うのだが、そんなことを強要されても笑うところは笑うし読み飛ばすところもあるから、この「笑」の部分は余計だ。

  • OMO さん

    面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×

  • もと さん

    まく

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