やめるときも、すこやかなるときも 集英社文庫

窪美澄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087440447
ISBN 10 : 4087440443
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
窪美澄 ,  
追加情報
:
448p;16

内容詳細

家具職人の壱晴は、毎年十二月の数日間、声が出なくなる。原因は過去にあったが、誰にも話さず生きてきた。一方、会社員の桜子は困窮する実家を支え、恋とは縁遠い。二人は知人の結婚式で偶然出会い“一夜”を過ごすが、後日、仕事相手として再会し…。欠けた心を抱えた二人が戸惑い、傷つきながらも歩み寄っていく道のりの痛みと温もり。他者と共に生きることのいとおしさに満ちた傑作長編小説。

【著者紹介】
窪美澄 : 1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を、12年『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミカママ さん

    読みやすく、熱っつい純愛モノなのである。ただ彼らの歳には駆け込み婚を済ませ、年子を産み終えていたわたしに言わせると…。まずその年まで独身でいて(したがってそれなりにいろいろ抱えている)、ブサイクでもなさそう(男のほうは男前らしい)なふたりが急速にお互いに夢中になるまでの道筋がおおざっぱ。家具職人かぁ、カッコいいけど女のわたしも仕事辞められなさそうだな←現実的すぎ。「大切な相手に言葉を惜しむのはやめよう」という教訓は確かにいただいた。解説はあの山本文緒先生!

  • starbro さん

    窪 美澄は、新作中心に読んでいる作家です。未読の本書の新刊文庫を図書館の新刊コーナーで見つけたので、読みました。本書は、昭和の匂いがする純愛物語の秀作でした。家具職人は、モテるのでしょうか?私の義弟は、家具職人です(笑)

  • ろくせい@やまもとかねよし さん

    突然始まる恋愛。1年間の特定時期、無意識に体の自由を失う男性家具職人が主人公。多様な恋愛相手。家庭環境で理不尽な貧困を抱える人。亡くなった人。生きている人。大学の友人。親の暴力で自由が制限される人。恋愛は共有を積み上げる感情で成立?それとも論理で説明できない情緒的な発意?彼らの揺さぶられる心情を綴る。はるか昔から悠然とそこにある宍道湖。それは尺度が異なる自然の時間を想起させ、人間の喜怒哀楽はどれも微細な情動だと気づかせ、そんな泡立ち程度の感情を愛しむ情緒へ彼らを誘う。最終盤「木の命をもらう」は印象的。

  • ソルティ さん

    最初は邪道な理由で相手を求めたのにお互いどんどん純粋に好きになる様がとてもキュンとした。2人が同じ場面について交互に語られていくので答え合わせのようでスッキリな手法。同じように思ってる時もあれば違うように思ってる時もある。でもお互いが想っていてその想いは同じだと壱春は確信してる。桜子は卑屈だからもうダメかなと思ってる。私はこの人の考えに共感だらけ笑。「うわっ。軽っ。それが第一印象だった。だけどうれしかったのだ。一人ぼっちでこのパーティーにいた私を、その人が誘ってくれたことが。私を選んでくれたことが。」

  • 馨 さん

    過去に悲しい経験をして、12月になると一時的に声が出なくなる壱晴と、恋愛経験の少ない桜子の恋愛小説。確かにピュアなお話なのですが私がもう少し若ければのめり込んでいたかもしれませんがいまいち響かず。。。ドラマ化したとのことで桜子を演じるのが奈緒さんというのはぴったりだなと思いました。職人が作る椅子に魅力を感じました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

窪美澄に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド